浅葱の姫。

その日、沖田様は

朝早くから起きてらした。

最近は寝ていることが多かったから

少し意外に思った。

「おはようございます。」

笑顔でそう言われて

私は嬉しくなる。

今日は顔色もいいし、

少し安心した。

「近藤さんから

お手紙は届きませんねぇ。」

沖田様は毎日私に確認する。

「土方さんも·····

元気ですかねぇ。」