浅葱の姫。

ここは私が折れた方が

良いのだろうか。

だけど沖田様を

お庭で寝かせるなんて

できるわけが無い。

「同室でも大丈夫です。」

殿方と同じお部屋なんて

初めてで恥ずかしいけれど

背に腹はかえられない。

「良いのですか?」

「はい。」

仕方がない。

「では同室で決定ですね。」