浅葱の姫。

「·····ありがとうございます!」

私は新撰組の元へ帰れた。

それからの日々は

変わらず過ぎていった。

ただ1人を覗いて·····。

「斎藤様!お疲れ様です。」

「·····。」

斎藤様は言葉を交わしてくれない。

あの日も斎藤様だけは

最後まで何も言わなかった。

「あささん♪」

沖田様が私を呼ぶ。

「なんでしょう?」