浅葱の姫。

土方様が仰った。

そうだ。

私は死罪になるほど

重い罪を沖田様に背負わせたんだ。

「まさか姫様だったとはな·····。」

「いなくなったあの日は唖然とした。」

永倉様と原田様にそう言われた。

やはり姫とわかってしまえば

もう共に寝て、起きて、

ご飯を食べて、

笑うこともできないのかしら。

「あささんに変わりはありませんよ。」

沖田様はまた口を開いた。