浅葱の姫。

「それからは通わず、

こっそり手紙のやり取りだけした。

そこにはずっと

君の成長が綴られていた。

·····嬉しかったよ。

元気に成長してくれて。

大きくなったなぁ。」

お父様の目からは

涙が1粒零れ落ちた。

「お話していただいて

ありがとうございます。

·····」

私は聞いてしまった。