浅葱の姫。

懐かしそうにおっしゃる

お父様に私は胸が傷んだ。

私さえいなければ

2人は幸せだったかもしれない。

もう少しだけでも

長く共にいられたかもしれない。

考えずにはいられなかった。

「まぁ色々あったが

笑ってくれることが増えてね。

それからしばらくして懐妊してね。

あの時は死ぬほど嬉しかった。」

嬉しかった·····?

本当だろうか。