浅葱の姫。

「君の母は自由な人だった。

正室にこそ出来なかったが

私は彼女を愛していたんだ。」

愛していた?

ならば何故通ってくれなかったの?

私の疑問を察知したお父様は

それに答えた。

「私が通うと寵愛されていると思い

大奥ではいじめが始まるだろう?

だからなるべく行かなかった。

もちろん、

子供だって可愛かったさ。」

お父様は私を見つめた。