浅葱の姫。

「あささんは

少しお待ちになってください。

大丈夫。

黙らせますから。」

笑顔でそう言う沖田様に

私は少し腹黒さを感じた。

「まず、

ご飯を作れない男所帯では

健康な身体とは言えません。

そして健康でないとなれば

いざと言う時、

敵に勝てないでしょう。

そして何より皆さんは

行き場のない女子を

不逞浪士のいる危ない場所で

野宿をさせると?」