浅葱の姫。

「残ってしまうのは悲しいですね。」

お布団に入り沖田様は呟いた。

「残される立場は

いつだって悲しいです。」

私も残される辛さを知っている。

「もうこれ以上、

家族を失うのは嫌だ·····。」

沖田様は寂しがり屋なのだろうか。

「私の家族はここしかない。

新撰組しかいないんです。

だからもう、

誰もいなくならないで欲しい·····。」

戦う立場にある彼らには

生きていて欲しいなんて

叶わない願いかもしれない。