浅葱の姫。

「·····私が貴方を逃がしてみせます。」

「介錯を頼みたいんだ。」

介錯.......。

「私に山南さんを斬れと?」

山南様は否定した。

「そうじゃない。

私をそうやって救えるのは

総司しかいないんだ。」

沖田様は拒んだ。

「嫌です·····。

私は仲間を殺すために

強いんじゃない·····!

ゴホッゴホッ」

沖田様はまた咳をした。

山南様は笑っている。