浅葱の姫。

「違いますよ。

山南さんは

ただ道に迷ってただけで·····」

笑いながら言う沖田様に

土方様は厳しい言葉を突きつけた。

「黙れ総司。

お前だってわかってるはずだ。」

山南様は微笑んでいた。

「覚悟ならできている。」

山南様は早朝、

切腹することが決まった。

それまではお部屋に監禁だそう。

沖田様は夕餉を食べずに

お部屋へ戻られた。