浅葱の姫。

「沖田様は大丈夫でしょうか。」

私は呟いた。

斎藤様は微笑んだ。

「大丈夫ですよ。

総司は昔から強い。」

強いから大丈夫なのだろうか。

「隊長が戻られた!」

誰かがそう言った。

沖田様が帰ってきたんだ。

·····山南様と。

「覚悟は出来ているか?」

近藤様はいつものお優しい

面影などなく

厳しい局長の姿が

そこにはあった。