浅葱の姫。

実際は兄なんていないけれど

いるならこんな兄が欲しい。

そう思った。

「ここにしようぜ。」

藤堂様がそう言った先を

見るとそこには

甘味屋さんがあった。

どれも美味しそうなものばかり。

「おっちゃん。

団子4つと持って帰るのに

饅頭5つちょうだい。」

永倉様がそういうと

お店の方は返事をした。

「少々お待ちを。」