浅葱の姫。

「ここはやめましょう·····。」

私は怖かった。

あの時みたいに叩かれることが。

慣れてたはずなのに

沖田様の優しさに

触れてから

怖くなった。

「あら?」

声がした。

振り返ると

そこにははるえさんがいた。

「·····お久しぶりです。」

挨拶をせざるを得なかった。