浅葱の姫。

「あさが選ぶことが

総司は1番嬉しいんだ。」

藤堂様はそう言って

笑っていた。

「何がいいんでしょう?」

私は思いつかなかった。

それにお給金はそんなにすぐ

貰えるものでもない。

私は一銭も持っていなかった。

「あさが選んだものを

俺らが買うさ。」

永倉様はそう言った。

「みんなからの見舞いだからな!」