あぁ、もう頭が痛い。
「イレース…。本当にファラリスの雄牛を使うべきなのは、この二人なのかもしれない…」
「奇遇ですね。私もそう思いました」
だよなぁ。
逃亡癖が酷過ぎるよ。
「とにかく…お前ら、もうすぐ授業が始まるから、寮に帰って制服に、」
「でも、ちゃんと取ってきたよ」
は?
「うん。俺も聞いてきた〜」
は?
お前ら今、何て言った?
まず令月から聞いてみよう。
「令月、取ってきたって、何を?」
何、あの…夜中に路地裏で、窃盗でもしたのか?
ごめんなさいお巡りさん。俺達の監督不行き届きです。
「これ」
何をパクってきたのか、と思ったら。
二、三枚の紙束だった。
印刷の荒い文字が、つらつらと書き連ねられている。
「何だこれ…?」
「えーと、『サンクチュアリ』?が発行しているっていう、裏の新聞」
「!?」
「学院長が、鼻水つけて捨てちゃったって言ってたから。原本をもらってきた」
こ…。
これが…『サンクチュアリ』が発行している、例の新聞?
シルナが、鼻紙代わりにした?
しかも、聖魔騎士団から渡された、コピーではない。
ザラザラとした安っぽい紙、滲んだ黒いインク。
成程、確かにこれは原本だ。
「ど、何処からもらってきたんだ…?」
「通行人の鞄の中からスッた」
お巡りさん。
やっぱり、俺達の監督不行き届きです。
誠に申し訳ないことをしました。
…とりあえず。
令月の後頭部に、無言でチョップを入れようとした…のだが。
さすがは元暗殺者。
素早い動きで、俺の攻撃を躱した。
「避けるな」
「あ、ごめん。でも、撃たれたら避けろ、って教育されてるから」
「そうか」
まぁ、撃たれたら避けにゃならんよな。
それはそうだが、お前が悪いぞ。
本当に、お巡りさんに突き出さなきゃならないかもしれない。
お巡りさんも持て余しそう。
「イレース…。本当にファラリスの雄牛を使うべきなのは、この二人なのかもしれない…」
「奇遇ですね。私もそう思いました」
だよなぁ。
逃亡癖が酷過ぎるよ。
「とにかく…お前ら、もうすぐ授業が始まるから、寮に帰って制服に、」
「でも、ちゃんと取ってきたよ」
は?
「うん。俺も聞いてきた〜」
は?
お前ら今、何て言った?
まず令月から聞いてみよう。
「令月、取ってきたって、何を?」
何、あの…夜中に路地裏で、窃盗でもしたのか?
ごめんなさいお巡りさん。俺達の監督不行き届きです。
「これ」
何をパクってきたのか、と思ったら。
二、三枚の紙束だった。
印刷の荒い文字が、つらつらと書き連ねられている。
「何だこれ…?」
「えーと、『サンクチュアリ』?が発行しているっていう、裏の新聞」
「!?」
「学院長が、鼻水つけて捨てちゃったって言ってたから。原本をもらってきた」
こ…。
これが…『サンクチュアリ』が発行している、例の新聞?
シルナが、鼻紙代わりにした?
しかも、聖魔騎士団から渡された、コピーではない。
ザラザラとした安っぽい紙、滲んだ黒いインク。
成程、確かにこれは原本だ。
「ど、何処からもらってきたんだ…?」
「通行人の鞄の中からスッた」
お巡りさん。
やっぱり、俺達の監督不行き届きです。
誠に申し訳ないことをしました。
…とりあえず。
令月の後頭部に、無言でチョップを入れようとした…のだが。
さすがは元暗殺者。
素早い動きで、俺の攻撃を躱した。
「避けるな」
「あ、ごめん。でも、撃たれたら避けろ、って教育されてるから」
「そうか」
まぁ、撃たれたら避けにゃならんよな。
それはそうだが、お前が悪いぞ。
本当に、お巡りさんに突き出さなきゃならないかもしれない。
お巡りさんも持て余しそう。

