言い訳はしないと言いましたよね。
だからこの際、言ってしまいますね。
この時点で、僕が最低のクズだってことは確定してるんだから…これ以上罪を重ねても、怖いことなんて何もない。
今こうして振り返って、己の罪を自覚してみても。
悪いことしたなぁとは思っても、後悔はしてないんです。
多分今あのときに戻ったとしても、僕、同じことするでしょうしね。
今こうして僕が落ち着いて、昔語りなんかしてるのは、学院長や羽久さんと出会ったからです。
出会わなければ、今でも僕は…自分を殺してくれる人を求めて、放浪の旅を続けていただろう。
今僕が積極的に死にたがってないのは、精神世界でリリスと再会出来たから。
現実世界では会えずとも、精神世界でなら…僕の心の中でなら、リリスに会えるから。
勿論、それで満足してる訳じゃないですよ?
心の中で会うのと、現実世界で会うのとじゃ全く違いますからね。
でも、それはもう二度と出来ない。
リリスってこんなに美女なんですよ、って皆さんに見せてあげたくても、出来ないんです。
以前ほどじゃないにしても…まだ辛いですよ。
死にたいという気持ちも、変わってはいない。
今振り返ってみると、昔の僕がどれほど狂ってたか、身に沁みて分かります。
そこを…利用されたんでしょうね。
あの女…ヴァルシーナに。
…ヴァルシーナの話、した方が良いですよね?
一応、僕達がこうやって…出会うきっかけになる事件だった訳だし。
あの女に会ったのは、いつの頃だったか…。
リリスと離れ離れになってから、時間の流れなんて正確には覚えてないんだけど…。
少なくとも、僕が勧誘されたときには既に、ヴァルシーナは『カタストロフィ』という組織を作っていました。
最初は『カタストロフィ』の正規メンバーとして誘われた。
あのシルナ・エインリーを、共に倒そうってね。
しかし僕に、ヴァルシーナのような野望はなかった。
『カタストロフィ』のメンバーのような、心意気も志もなかった。
僕にあったのは、ただ死にたいという欲求だけ。
ただの死にたがりなんですよ。僕は。
僕には夢も希望もない。死ぬこと以外には。
だから『カタストロフィ』の理想なんてどうでも良かった。在るべき世界がどうとか、そんなことはクソどうでも良かった。
好きにしてくれ、って感じで。
そりゃまぁ、僕の望みは死ぬことなんだから?その目的が達成されれば、世界がどうなっていようと、僕は死ぬから関係ない。
自分が死んだ後の世界なんて、ヴァルシーナがどうとでもすれば良い。
『カタストロフィ』の訳分からん能書きはともかく。
シルナ・エインリーの情報は、僕にとって非常に魅力的だった。
何せ彼は、神殺しの魔法とやらを使える。
その魔法を使えば。神をも殺せる力があれば。
僕は、ようやく自分の悲願を叶えることが出来る。
それまでの僕は…あなたも知っての通り。
各地で腕利きの魔導師がいるという情報を集めては、その人に殺してもらおうと出向いていたんですが。
あなたも知っての通り、なかなか上手く行かなかったんです。
お陰でついたのは、『殺戮の堕天使』とかいう中二病満載の二つ名です。
…済みませんね、嫌なこと思い出させて。
ともかくシルナ・エインリーなら…これまでの魔導師とは別格だと思った。
彼なら、きっと僕を殺してくれる。
『カタストロフィ』に協力したのは、そういう理由です。
シルナ・エインリーに敵対すれば、僕は彼に殺してもらえるだろう、と。
でも『カタストロフィ』の思想はどうでも良いから、あくまで『カタストロフィ』には入らず。
彼らに手を貸す、という条件のもと、僕は僕で好きなように動いた。
結果は…まぁ、これも知っての通り。
失敗だったんですよね。
それどころか、今やこうして、シルナ・エインリー学院長の味方になり。その挙げ句に…。
「…天音さん。あなたとも、こうして僕の過去を語る仲になっている」
全く人生という奴は、なんと奇妙なものだろう。
だからこの際、言ってしまいますね。
この時点で、僕が最低のクズだってことは確定してるんだから…これ以上罪を重ねても、怖いことなんて何もない。
今こうして振り返って、己の罪を自覚してみても。
悪いことしたなぁとは思っても、後悔はしてないんです。
多分今あのときに戻ったとしても、僕、同じことするでしょうしね。
今こうして僕が落ち着いて、昔語りなんかしてるのは、学院長や羽久さんと出会ったからです。
出会わなければ、今でも僕は…自分を殺してくれる人を求めて、放浪の旅を続けていただろう。
今僕が積極的に死にたがってないのは、精神世界でリリスと再会出来たから。
現実世界では会えずとも、精神世界でなら…僕の心の中でなら、リリスに会えるから。
勿論、それで満足してる訳じゃないですよ?
心の中で会うのと、現実世界で会うのとじゃ全く違いますからね。
でも、それはもう二度と出来ない。
リリスってこんなに美女なんですよ、って皆さんに見せてあげたくても、出来ないんです。
以前ほどじゃないにしても…まだ辛いですよ。
死にたいという気持ちも、変わってはいない。
今振り返ってみると、昔の僕がどれほど狂ってたか、身に沁みて分かります。
そこを…利用されたんでしょうね。
あの女…ヴァルシーナに。
…ヴァルシーナの話、した方が良いですよね?
一応、僕達がこうやって…出会うきっかけになる事件だった訳だし。
あの女に会ったのは、いつの頃だったか…。
リリスと離れ離れになってから、時間の流れなんて正確には覚えてないんだけど…。
少なくとも、僕が勧誘されたときには既に、ヴァルシーナは『カタストロフィ』という組織を作っていました。
最初は『カタストロフィ』の正規メンバーとして誘われた。
あのシルナ・エインリーを、共に倒そうってね。
しかし僕に、ヴァルシーナのような野望はなかった。
『カタストロフィ』のメンバーのような、心意気も志もなかった。
僕にあったのは、ただ死にたいという欲求だけ。
ただの死にたがりなんですよ。僕は。
僕には夢も希望もない。死ぬこと以外には。
だから『カタストロフィ』の理想なんてどうでも良かった。在るべき世界がどうとか、そんなことはクソどうでも良かった。
好きにしてくれ、って感じで。
そりゃまぁ、僕の望みは死ぬことなんだから?その目的が達成されれば、世界がどうなっていようと、僕は死ぬから関係ない。
自分が死んだ後の世界なんて、ヴァルシーナがどうとでもすれば良い。
『カタストロフィ』の訳分からん能書きはともかく。
シルナ・エインリーの情報は、僕にとって非常に魅力的だった。
何せ彼は、神殺しの魔法とやらを使える。
その魔法を使えば。神をも殺せる力があれば。
僕は、ようやく自分の悲願を叶えることが出来る。
それまでの僕は…あなたも知っての通り。
各地で腕利きの魔導師がいるという情報を集めては、その人に殺してもらおうと出向いていたんですが。
あなたも知っての通り、なかなか上手く行かなかったんです。
お陰でついたのは、『殺戮の堕天使』とかいう中二病満載の二つ名です。
…済みませんね、嫌なこと思い出させて。
ともかくシルナ・エインリーなら…これまでの魔導師とは別格だと思った。
彼なら、きっと僕を殺してくれる。
『カタストロフィ』に協力したのは、そういう理由です。
シルナ・エインリーに敵対すれば、僕は彼に殺してもらえるだろう、と。
でも『カタストロフィ』の思想はどうでも良いから、あくまで『カタストロフィ』には入らず。
彼らに手を貸す、という条件のもと、僕は僕で好きなように動いた。
結果は…まぁ、これも知っての通り。
失敗だったんですよね。
それどころか、今やこうして、シルナ・エインリー学院長の味方になり。その挙げ句に…。
「…天音さん。あなたとも、こうして僕の過去を語る仲になっている」
全く人生という奴は、なんと奇妙なものだろう。


