連日、毎日、リリスは血にまみれて戦っていた。
それは僕も同じだったけど、リリスの戦いは、僕のそれとは比べ物にならなかった。
リリスがほぼ一人で、敵の部隊を相手にしているのだから、無理もない。
だけど本来リリスは、好戦的な性格ではない。
戦うことが苦手、とまでは言わずとも…得意な方じゃなかったはずだ。
それなのに、僕は彼女を、戦いに巻き込んでしまった。
僕と契約したばかりに。
僕と契約しなければ、リリスは戦わずに済んだのに。
リリスを、望まない戦いに巻き込むことはなかったのに。
リリスが今こんな目に遭っているのは、全部僕のせいだ。
本気でそう思っていた。
事実なんですけどね。
「僕と契約しなければ…リリスは、こんな戦争に巻き込まれることもなく…」
「それ以上言っちゃ駄目」
リリスはそう言って、僕の口を塞いだ。
珍しく、とても険しい顔だった。
ちょっと怒っている風にも見えた。
怒ってる顔も可愛いなーなんて、頭の隅っこで考えていた。
「ナジュ君に出会えてなかったら…私はずっと一人ぼっちだった。今も…誰とも心を通わせることも出来ずに、孤独に彷徨ってた」
「…」
「ナジュ君に出会えたから、私は自分の人生に価値を見出だせたんだよ。君に会って、君と共に生きて…初めて、生まれてきて良かったって思えたんだ」
そう。
リリスも、僕と同じだったんです。
お互いに会うまで、世界はモノクロで、何の価値もない人生だった。
お互いと出会って初めて…生きる意味というものを知った。
自分の人生が、価値のあるものだと思えた。
「だから、君の為に戦うことは、全然辛くないよ。これから先、どんなことが起こったって…君と出会ったことを、後悔したりなんかしない。私は、ナジュ君に出会えて幸せなんだよ」
「リリス…」
「契約しなければ良かったなんて、もう二度と言わないで」
「…はい」
僕は、リリスの両手を握った。
「僕も…あなたと出会えて幸せですよ」
そう言うと、リリスは本当に…本当に、嬉しそうに微笑んでくれた。
えぇ。今も、この気持ちは変わっていません。
例えリリスのせいで…僕が何を背負わせたとしても。
それでも僕は、あのときのリリスと同じことを言います。
あなたに会えて良かった。出会えたことに、後悔なんてしない、と。
それは僕も同じだったけど、リリスの戦いは、僕のそれとは比べ物にならなかった。
リリスがほぼ一人で、敵の部隊を相手にしているのだから、無理もない。
だけど本来リリスは、好戦的な性格ではない。
戦うことが苦手、とまでは言わずとも…得意な方じゃなかったはずだ。
それなのに、僕は彼女を、戦いに巻き込んでしまった。
僕と契約したばかりに。
僕と契約しなければ、リリスは戦わずに済んだのに。
リリスを、望まない戦いに巻き込むことはなかったのに。
リリスが今こんな目に遭っているのは、全部僕のせいだ。
本気でそう思っていた。
事実なんですけどね。
「僕と契約しなければ…リリスは、こんな戦争に巻き込まれることもなく…」
「それ以上言っちゃ駄目」
リリスはそう言って、僕の口を塞いだ。
珍しく、とても険しい顔だった。
ちょっと怒っている風にも見えた。
怒ってる顔も可愛いなーなんて、頭の隅っこで考えていた。
「ナジュ君に出会えてなかったら…私はずっと一人ぼっちだった。今も…誰とも心を通わせることも出来ずに、孤独に彷徨ってた」
「…」
「ナジュ君に出会えたから、私は自分の人生に価値を見出だせたんだよ。君に会って、君と共に生きて…初めて、生まれてきて良かったって思えたんだ」
そう。
リリスも、僕と同じだったんです。
お互いに会うまで、世界はモノクロで、何の価値もない人生だった。
お互いと出会って初めて…生きる意味というものを知った。
自分の人生が、価値のあるものだと思えた。
「だから、君の為に戦うことは、全然辛くないよ。これから先、どんなことが起こったって…君と出会ったことを、後悔したりなんかしない。私は、ナジュ君に出会えて幸せなんだよ」
「リリス…」
「契約しなければ良かったなんて、もう二度と言わないで」
「…はい」
僕は、リリスの両手を握った。
「僕も…あなたと出会えて幸せですよ」
そう言うと、リリスは本当に…本当に、嬉しそうに微笑んでくれた。
えぇ。今も、この気持ちは変わっていません。
例えリリスのせいで…僕が何を背負わせたとしても。
それでも僕は、あのときのリリスと同じことを言います。
あなたに会えて良かった。出会えたことに、後悔なんてしない、と。


