嫌でしたよ。凄く。全然気は進みませんでした。
徴兵されたときも、気分は良くなかったけど…あのときの比じゃないくらい、嫌だった。
リリスは不死身なんだから、何があっても死なない。
だから、リリスが殺されるかもしれない、ってことが嫌だったんじゃなくて。
かといって、僕自身が殺されることが嫌だったんじゃなくて。
リリスを戦争の道具に使う…その行為が嫌だった。
リリスは戦争の道具じゃない。便利な駒なんかじゃない。
リリスを戦争に巻き込むのは嫌だった。人間達の争いに、魔物であるリリスは関係ないから。
僕はそう言って、反対しましたよ。
何を言われても、どんな命令でも、それまでは淡々と受けて入れてきましたけど。
でもリリスを戦争の道具にするのは、どうにも気が進まなかった。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ嫌だった。
だから反対したんです。上の人に意見しました。リリスを巻き込むのはやめてくれ、ってね。
いやぁ、勇気ある行動ですよね。
あの徹底した軍国主義の中、上官に逆らったんだから。
で、どんな返事が返ってきたと思います?
鉄拳制裁でしたよ。
まぁ、当たり前だけど。
僕は軍属の魔導師であり、軍隊にいる限り、上からの命令には必ず従わなければならない。その義務がある。
ましてや、「戦いたくないです」なんて駄々を捏ねる兵士など、言語道断。
リリスが止めに入ってくれなかったら、あと十発は殴られてたと思う。
そう、止めに入ってくれたんですよね、リリスが。
あのときリリスが言ったこと、僕はまだ覚えている。
「私が戦えば良いんでしょう?だったら戦うわ。戦うから、ナジュ君を傷つけるのはやめて」
ってね。
全く、男としてこんなに情けないことがありますかね?
好きな女の子に庇ってもらって。戦わせてしまって。
これでリリスも、もう逃げられなくなった。
自分から戦うと言ったのだから。僕の代わりに戦うとね。
リリスが逃げれば、僕の身が危うくなってしまう。
だからリリスは、僕を守る為にも、絶対に戦場から逃げられなくなってしまった。
本当に…酷い話ですよ。
あのときほど、戦争というものを憎んだことはなかった。
やけっぱちになって、もうどちらの陣営が勝っても負けても構わないから、早く終わってくれと思った。
まぁ、終わるどころか、どんどん深い泥沼に嵌っていくばっかりだったんだけど。
とにかく、リリスに申し訳なくて堪らなかったですね。
徴兵されたときも、気分は良くなかったけど…あのときの比じゃないくらい、嫌だった。
リリスは不死身なんだから、何があっても死なない。
だから、リリスが殺されるかもしれない、ってことが嫌だったんじゃなくて。
かといって、僕自身が殺されることが嫌だったんじゃなくて。
リリスを戦争の道具に使う…その行為が嫌だった。
リリスは戦争の道具じゃない。便利な駒なんかじゃない。
リリスを戦争に巻き込むのは嫌だった。人間達の争いに、魔物であるリリスは関係ないから。
僕はそう言って、反対しましたよ。
何を言われても、どんな命令でも、それまでは淡々と受けて入れてきましたけど。
でもリリスを戦争の道具にするのは、どうにも気が進まなかった。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ嫌だった。
だから反対したんです。上の人に意見しました。リリスを巻き込むのはやめてくれ、ってね。
いやぁ、勇気ある行動ですよね。
あの徹底した軍国主義の中、上官に逆らったんだから。
で、どんな返事が返ってきたと思います?
鉄拳制裁でしたよ。
まぁ、当たり前だけど。
僕は軍属の魔導師であり、軍隊にいる限り、上からの命令には必ず従わなければならない。その義務がある。
ましてや、「戦いたくないです」なんて駄々を捏ねる兵士など、言語道断。
リリスが止めに入ってくれなかったら、あと十発は殴られてたと思う。
そう、止めに入ってくれたんですよね、リリスが。
あのときリリスが言ったこと、僕はまだ覚えている。
「私が戦えば良いんでしょう?だったら戦うわ。戦うから、ナジュ君を傷つけるのはやめて」
ってね。
全く、男としてこんなに情けないことがありますかね?
好きな女の子に庇ってもらって。戦わせてしまって。
これでリリスも、もう逃げられなくなった。
自分から戦うと言ったのだから。僕の代わりに戦うとね。
リリスが逃げれば、僕の身が危うくなってしまう。
だからリリスは、僕を守る為にも、絶対に戦場から逃げられなくなってしまった。
本当に…酷い話ですよ。
あのときほど、戦争というものを憎んだことはなかった。
やけっぱちになって、もうどちらの陣営が勝っても負けても構わないから、早く終わってくれと思った。
まぁ、終わるどころか、どんどん深い泥沼に嵌っていくばっかりだったんだけど。
とにかく、リリスに申し訳なくて堪らなかったですね。


