かと言って。
じゃあ魔導師陣営は人道的な戦争を行っていたかと言うと、それはまた別の話。
非魔導師を野蛮人と呼ぶなら、魔導師も同じく野蛮人と呼ばれるに相応しかった。
まさに、野蛮人と野蛮人の決戦ですね。
魔導師達は数で負けている訳だから、小賢しい非魔導師の集団を、まとめて薙ぎ払う必要がある。
一人一人ちまちま倒していく、なんて余裕はない。
そんなことをしていたら、あっという間に囲まれて袋叩きに遭う。
だから、魔力に物を言わせ、高火力の魔法をドカンと一発、爆弾でも落とすかのようにぶつける。
一撃で地面に風穴を開け、焼け跡は擂り鉢みたいに抉れていた。
その擂り鉢の周辺には、人間だったものの肉の破片が散らばっていた。
時には炎魔法で、火炎放射器さながらまとめて人間を焼肉にしたり。
時には水魔法で、濁流で人間を呑み込んで溺死させたり。
時には風魔法で、ハリケーンのように人間を巻き込んで細切れにしたり。
僕達魔導師陣営は、非魔導師の連中を野蛮人呼ばわりしていたけど。
非魔導師陣営もまた、魔導師を野蛮人だと罵っていた。
お互い様。やってることの残酷さは、どっこいどっこい。
あの世界は、僕らの今いる世界ほど魔導科学が発達していなかったから。
使う魔法はどれも原始的で、燃費も悪く、魔力に乏しい魔導師は長く戦うことが出来なかった。
元々魔導師は数で負けているし、魔導師陣営の方が不利か…と思われていたけど、そんなことはなく。
魔導師陣営が消耗するのと、同じくらいに非魔導師陣営もまた、激しく消耗していった。
彼らは数の優位こそ保っていたものの、魔導師には必要のない、兵站を常に整えておく必要があった。
非魔導師は食べなきゃ生きていけないし、その為には畑を耕す人がいて、家畜を飼う人も必要だ。
寿命も短く、兵隊になれる年齢層は限られている。
一方魔導師にはその必要がないから、魔導師の国では、子供以外の国民全員が兵隊になれる。
これも、戦力が互いに拮抗した原因の一つなのだ。
お互いにお互いより優れている点と、劣っている点があって。
その釣り合いが均一になってしまっているから、どちらかに軍配が上がるということがない。
従って出来上がったのは、終わりなき泥沼の戦争だった。
じゃあ魔導師陣営は人道的な戦争を行っていたかと言うと、それはまた別の話。
非魔導師を野蛮人と呼ぶなら、魔導師も同じく野蛮人と呼ばれるに相応しかった。
まさに、野蛮人と野蛮人の決戦ですね。
魔導師達は数で負けている訳だから、小賢しい非魔導師の集団を、まとめて薙ぎ払う必要がある。
一人一人ちまちま倒していく、なんて余裕はない。
そんなことをしていたら、あっという間に囲まれて袋叩きに遭う。
だから、魔力に物を言わせ、高火力の魔法をドカンと一発、爆弾でも落とすかのようにぶつける。
一撃で地面に風穴を開け、焼け跡は擂り鉢みたいに抉れていた。
その擂り鉢の周辺には、人間だったものの肉の破片が散らばっていた。
時には炎魔法で、火炎放射器さながらまとめて人間を焼肉にしたり。
時には水魔法で、濁流で人間を呑み込んで溺死させたり。
時には風魔法で、ハリケーンのように人間を巻き込んで細切れにしたり。
僕達魔導師陣営は、非魔導師の連中を野蛮人呼ばわりしていたけど。
非魔導師陣営もまた、魔導師を野蛮人だと罵っていた。
お互い様。やってることの残酷さは、どっこいどっこい。
あの世界は、僕らの今いる世界ほど魔導科学が発達していなかったから。
使う魔法はどれも原始的で、燃費も悪く、魔力に乏しい魔導師は長く戦うことが出来なかった。
元々魔導師は数で負けているし、魔導師陣営の方が不利か…と思われていたけど、そんなことはなく。
魔導師陣営が消耗するのと、同じくらいに非魔導師陣営もまた、激しく消耗していった。
彼らは数の優位こそ保っていたものの、魔導師には必要のない、兵站を常に整えておく必要があった。
非魔導師は食べなきゃ生きていけないし、その為には畑を耕す人がいて、家畜を飼う人も必要だ。
寿命も短く、兵隊になれる年齢層は限られている。
一方魔導師にはその必要がないから、魔導師の国では、子供以外の国民全員が兵隊になれる。
これも、戦力が互いに拮抗した原因の一つなのだ。
お互いにお互いより優れている点と、劣っている点があって。
その釣り合いが均一になってしまっているから、どちらかに軍配が上がるということがない。
従って出来上がったのは、終わりなき泥沼の戦争だった。


