とはいえ、これは僕の場合だ。
非魔導師の家族がいる人は、そう簡単には行かなかった。
世間で魔導師が嫌われていようが、家族にとっては、その魔導師が家族であることに変わりない。
どんなに差別されても、家族のもとから離れたくないという魔導師はたくさんいたし。
逆に、お願いだからこの人を追放しないでくれ、と魔導師の家族を庇う非魔導師も大勢いた。
彼らは自分達の家族を守ろうと、必死だった。
非魔導師の中でも、比較的穏健な人は、「何もそこまでしなくても…」と政府の政策を批難していた。
そういう人達は、「魔導師追放キャンペーン」が出てからしばらくたっても、祖国にしがみついていたが。
しかし、それも長くは続かなかった。
多くの非魔導師は、魔導師に対して非常に攻撃的だったし。
そんな魔導師を庇おうとする非魔導師も、槍玉に上げられるようになった。
魔導師の味方をするなら、お前も敵だ、とばかりに。
遂には、魔導師を庇うあまり「それならお前も出ていけ」と、魔導師と共に国内から追放されるようになった。
これがトドメだった。
魔導師を庇えば、非魔導師であっても追放される。
そうなったら、最早どんな事情があろうとも、魔導師を庇うことは出来なかった。
魔導師ならば、身一つで追い出されても何とか生きていける。
魔力のお陰で、飢えることはほぼないですからね。
でも非魔導師なら、そうは行かない。
こうして、それまで国内に留まっていた魔導師達も、自ら国外に出ていった。
家族を巻き込むことは出来ないから。
これ以上、家族が批難されることに耐えられなくて。
家族までもが、まとめて追放されることに耐えられなくて。
自ら血の涙を飲んで、家族に別れを告げて国外に出ていった。
こういう人は、本当に悲劇だと思う。
僕には縁がなくて、本当に良かった。
あのときほど、自分にまともな家族がいなくて良かった、と思ったことはない。
非魔導師の家族がいる人は、そう簡単には行かなかった。
世間で魔導師が嫌われていようが、家族にとっては、その魔導師が家族であることに変わりない。
どんなに差別されても、家族のもとから離れたくないという魔導師はたくさんいたし。
逆に、お願いだからこの人を追放しないでくれ、と魔導師の家族を庇う非魔導師も大勢いた。
彼らは自分達の家族を守ろうと、必死だった。
非魔導師の中でも、比較的穏健な人は、「何もそこまでしなくても…」と政府の政策を批難していた。
そういう人達は、「魔導師追放キャンペーン」が出てからしばらくたっても、祖国にしがみついていたが。
しかし、それも長くは続かなかった。
多くの非魔導師は、魔導師に対して非常に攻撃的だったし。
そんな魔導師を庇おうとする非魔導師も、槍玉に上げられるようになった。
魔導師の味方をするなら、お前も敵だ、とばかりに。
遂には、魔導師を庇うあまり「それならお前も出ていけ」と、魔導師と共に国内から追放されるようになった。
これがトドメだった。
魔導師を庇えば、非魔導師であっても追放される。
そうなったら、最早どんな事情があろうとも、魔導師を庇うことは出来なかった。
魔導師ならば、身一つで追い出されても何とか生きていける。
魔力のお陰で、飢えることはほぼないですからね。
でも非魔導師なら、そうは行かない。
こうして、それまで国内に留まっていた魔導師達も、自ら国外に出ていった。
家族を巻き込むことは出来ないから。
これ以上、家族が批難されることに耐えられなくて。
家族までもが、まとめて追放されることに耐えられなくて。
自ら血の涙を飲んで、家族に別れを告げて国外に出ていった。
こういう人は、本当に悲劇だと思う。
僕には縁がなくて、本当に良かった。
あのときほど、自分にまともな家族がいなくて良かった、と思ったことはない。


