―――――…その頃。
僕は自室の机の前で、原稿用紙を前に固まっていた。
原稿用紙は5枚。
この5枚の中に、自分の夢や目標をしたためるのが、今回出された課題だ。
最初は、こんなことになるとは思ってなかった。
5枚だから、一枚一文字で、計5文字で自分の目標を表すのがこの課題の肝なのだと思っていたのだが。
そんなことはなかった。
ルームメイトのユイト・ランドルフが、作文を書いているのを見たところ。
なんとあの原稿用紙、一枚で400字もあるらしい。
それを5枚、計2000字も書かなければならないらしい。
あのマス目は何なんだろうと思っていたら、まさかあの小さなマス目の中に、文字を書かなければならないとは。
それは知らなかった。
原稿用紙とやらを見たのは、初めてだった。
あんな使い方をするんだな。
つまり僕は、2000文字分の将来の夢を書かないといけないらしい。
その結果、僕はこうして、一時間ほど前から原稿用紙を前に固まっている。
何なら、あまりに僕が固まっているせいで、さっき擦った墨も固まり始めている。
…どうしよう。
僕は一体、この紙に、何を、どうやって書けば良いんだろう?
僕は自室の机の前で、原稿用紙を前に固まっていた。
原稿用紙は5枚。
この5枚の中に、自分の夢や目標をしたためるのが、今回出された課題だ。
最初は、こんなことになるとは思ってなかった。
5枚だから、一枚一文字で、計5文字で自分の目標を表すのがこの課題の肝なのだと思っていたのだが。
そんなことはなかった。
ルームメイトのユイト・ランドルフが、作文を書いているのを見たところ。
なんとあの原稿用紙、一枚で400字もあるらしい。
それを5枚、計2000字も書かなければならないらしい。
あのマス目は何なんだろうと思っていたら、まさかあの小さなマス目の中に、文字を書かなければならないとは。
それは知らなかった。
原稿用紙とやらを見たのは、初めてだった。
あんな使い方をするんだな。
つまり僕は、2000文字分の将来の夢を書かないといけないらしい。
その結果、僕はこうして、一時間ほど前から原稿用紙を前に固まっている。
何なら、あまりに僕が固まっているせいで、さっき擦った墨も固まり始めている。
…どうしよう。
僕は一体、この紙に、何を、どうやって書けば良いんだろう?


