ナジュがいないから、次は天音だな。
天音なら、保健室に行けば会えるだろう。
…と、思ったら。
「あれ?お前ここにいたのかよ」
行方を眩ませていたナジュは、なんと保健室で、天音と一緒にいた。
「最近よく来てくれるんだよ」
と、天音が言った。
へぇ。
何か悪いことでも企んでるのか。
「失礼過ぎるでしょ…。何も企んでないですよ」
日頃の行いだな。
「ほら、僕思春期なんで。保健室の先生に、思春期のお悩みを相談しようとですね?」
何だよ、思春期のお悩みって。
何でも良いけど、悪巧みだけはするなよ。
「それで、羽久さん…どうかしたの?何かあった?」
「あぁ、そうだ。天音に聞きたいことあったんだ。ナジュにも」
「え、何?」
「ほう、何でしょう?思春期のお悩みなら、何でも答えますよ」
そういうのじゃねーから。
「イレースが出した課題だよ。小論文」
「あぁ…」
「あれ、もう終わった?」
天音とナジュが既に終わらせていたら、俺は相当危機感を覚えないと不味いな。
教員陣の中で、俺だけ終わってないってことじゃん。
あのシルナでさえ終わらせてるんだから、俺も急がないとやべぇ。
しかし。
「いや…まだ終わってはないかな…」
「僕もやってないです」
期待を裏切らない二人で良かったよ。
安心した。俺だけじゃなくて。
「失礼な。まだ執筆に至っていないというだけで、書くことは決まってますよ」
と、ナジュが言った。
え、マジ?
「ナジュは何を書くんだ?将来の夢…」
「僕には壮大な夢があるじゃないですか」
「壮大な夢?」
「えぇ。死ぬことです」
あぁ。
まぁ、お前はそうだよな。
気持ちは分かるが、そんな笑顔で言うことではないからな。
めちゃくちゃ良い笑顔で言いやがったよ。
天音なら、保健室に行けば会えるだろう。
…と、思ったら。
「あれ?お前ここにいたのかよ」
行方を眩ませていたナジュは、なんと保健室で、天音と一緒にいた。
「最近よく来てくれるんだよ」
と、天音が言った。
へぇ。
何か悪いことでも企んでるのか。
「失礼過ぎるでしょ…。何も企んでないですよ」
日頃の行いだな。
「ほら、僕思春期なんで。保健室の先生に、思春期のお悩みを相談しようとですね?」
何だよ、思春期のお悩みって。
何でも良いけど、悪巧みだけはするなよ。
「それで、羽久さん…どうかしたの?何かあった?」
「あぁ、そうだ。天音に聞きたいことあったんだ。ナジュにも」
「え、何?」
「ほう、何でしょう?思春期のお悩みなら、何でも答えますよ」
そういうのじゃねーから。
「イレースが出した課題だよ。小論文」
「あぁ…」
「あれ、もう終わった?」
天音とナジュが既に終わらせていたら、俺は相当危機感を覚えないと不味いな。
教員陣の中で、俺だけ終わってないってことじゃん。
あのシルナでさえ終わらせてるんだから、俺も急がないとやべぇ。
しかし。
「いや…まだ終わってはないかな…」
「僕もやってないです」
期待を裏切らない二人で良かったよ。
安心した。俺だけじゃなくて。
「失礼な。まだ執筆に至っていないというだけで、書くことは決まってますよ」
と、ナジュが言った。
え、マジ?
「ナジュは何を書くんだ?将来の夢…」
「僕には壮大な夢があるじゃないですか」
「壮大な夢?」
「えぇ。死ぬことです」
あぁ。
まぁ、お前はそうだよな。
気持ちは分かるが、そんな笑顔で言うことではないからな。
めちゃくちゃ良い笑顔で言いやがったよ。


