…と、思ったのだが。
「うん…。『白雪姫と七人の小人』については…そうするつもりなんだけど…」
何だかシルナは、歯切れの悪い返事。
…何だよ?
「…何かあるのか?」
「…うん…」
「…」
俺は、肘を付き、のろのろと上体を起こした。
「あ、羽久起きちゃ駄目だって」
「もう平気だ」
それに、シルナのその顔を見るに。
『白雪姫と七人の小人』の騒動は終わったが…。まだ終わっていない何かが、残ってるんだろう?
だったら、のんびり寝てる訳にはいかないだろ。
シルナが背負ってることなら、俺も背負うぞ。
また一人で背負い込もうなんて、そうは行くか。
「何なんだ。まだ、何かあるのか?白雪姫復活か」
そうなれば、また俺はあのりんご砲と戦うことになるな。
しかし。
「いや、『白雪姫と七人の小人』は、私が封印する。もう、誰も手を出すことは出来ないように」
成程、それは頼もしいな。
で、白雪姫問題が片付くなら、これ以上何の問題があるんだ?
「なら、シルナは何に悩んでるんだ?」
「いや…私が悩んでる、って言うか…」
あ?
じゃあ誰だよ。
「さっき、羽久が眠ってる間に、珠蓮君から聞いたんだけど」
珠蓮?
悩んでるのは、珠蓮なのか。
「どうも…珠蓮君曰く、賢者の石の封印が解かれると同時に、色んな魔法道具が世の中に出待ってるらしいんだ」
…は?
それ…どういうことだ?
「うん…。『白雪姫と七人の小人』については…そうするつもりなんだけど…」
何だかシルナは、歯切れの悪い返事。
…何だよ?
「…何かあるのか?」
「…うん…」
「…」
俺は、肘を付き、のろのろと上体を起こした。
「あ、羽久起きちゃ駄目だって」
「もう平気だ」
それに、シルナのその顔を見るに。
『白雪姫と七人の小人』の騒動は終わったが…。まだ終わっていない何かが、残ってるんだろう?
だったら、のんびり寝てる訳にはいかないだろ。
シルナが背負ってることなら、俺も背負うぞ。
また一人で背負い込もうなんて、そうは行くか。
「何なんだ。まだ、何かあるのか?白雪姫復活か」
そうなれば、また俺はあのりんご砲と戦うことになるな。
しかし。
「いや、『白雪姫と七人の小人』は、私が封印する。もう、誰も手を出すことは出来ないように」
成程、それは頼もしいな。
で、白雪姫問題が片付くなら、これ以上何の問題があるんだ?
「なら、シルナは何に悩んでるんだ?」
「いや…私が悩んでる、って言うか…」
あ?
じゃあ誰だよ。
「さっき、羽久が眠ってる間に、珠蓮君から聞いたんだけど」
珠蓮?
悩んでるのは、珠蓮なのか。
「どうも…珠蓮君曰く、賢者の石の封印が解かれると同時に、色んな魔法道具が世の中に出待ってるらしいんだ」
…は?
それ…どういうことだ?


