「なぁ、お前。そんなに意地になるのはもうやめよう。エヴェリナ自身も望んでるんだし。先生方も、こんなに尽くしてくださってるじゃないか」
エヴェリナ父は、エヴェリナ母の肩に手を置いて、そう言った。
あ、今のエヴェリナ母に言ったのか。
シルナに、お前もうみっともなさ過ぎるから人生やめろ、と言ってる訳じゃなかったのか。
「で、でも…」
「大丈夫。エヴェリナは、確かにまだ子供だけど、善悪の判断は自分でつけられる子だ。先生方だって…たった一生徒の為に、ここまでしてくださってるんだ。悪い方ではないはずだよ」
ありがとう、エヴェリナ父。
目の前で、汚物にしか見えない学院長が土下座してるのを見ても、「悪い方ではない」と言ってくれるとは。
素直に、「若干一名キモい先生はいるが」くらいは、言ってくれても良かったんだぞ。
「魔導師だろうと魔導師じゃなかろうと、善人はいるし悪人もいるよ。学院の先生方と、そしてエヴェリナを信じよう、な?」
「…あなた…」
凄い。
エヴェリナ父が、聖人に見えてきた。
まさに神。
ここで、えぐえぐ泣いているだけのシルナも、ちょっとは見習って欲しい。
結局泣き落としかよ。
そして。
「…分かったわよ…」
渋々ながら、ではあったが。
エヴェリナ母が、折れてくれた。
その一言を待っていた。
「…!」
泣きべそをかいていたエヴェリナの顔に、明るい光が差した。
「でも…危ないと思ったら、今度こそやめさせるからね。間違った方に行こうとしてたら…」
「…大丈夫ですよ、お母さん」
涙腺崩壊のシルナの代わりに、俺がそう言った。
「イーニシュフェルト魔導学院に来た限り、決して、間違った方には行かせませんから」
それだけは、太鼓判を押して請け負おう。
エヴェリナ父は、エヴェリナ母の肩に手を置いて、そう言った。
あ、今のエヴェリナ母に言ったのか。
シルナに、お前もうみっともなさ過ぎるから人生やめろ、と言ってる訳じゃなかったのか。
「で、でも…」
「大丈夫。エヴェリナは、確かにまだ子供だけど、善悪の判断は自分でつけられる子だ。先生方だって…たった一生徒の為に、ここまでしてくださってるんだ。悪い方ではないはずだよ」
ありがとう、エヴェリナ父。
目の前で、汚物にしか見えない学院長が土下座してるのを見ても、「悪い方ではない」と言ってくれるとは。
素直に、「若干一名キモい先生はいるが」くらいは、言ってくれても良かったんだぞ。
「魔導師だろうと魔導師じゃなかろうと、善人はいるし悪人もいるよ。学院の先生方と、そしてエヴェリナを信じよう、な?」
「…あなた…」
凄い。
エヴェリナ父が、聖人に見えてきた。
まさに神。
ここで、えぐえぐ泣いているだけのシルナも、ちょっとは見習って欲しい。
結局泣き落としかよ。
そして。
「…分かったわよ…」
渋々ながら、ではあったが。
エヴェリナ母が、折れてくれた。
その一言を待っていた。
「…!」
泣きべそをかいていたエヴェリナの顔に、明るい光が差した。
「でも…危ないと思ったら、今度こそやめさせるからね。間違った方に行こうとしてたら…」
「…大丈夫ですよ、お母さん」
涙腺崩壊のシルナの代わりに、俺がそう言った。
「イーニシュフェルト魔導学院に来た限り、決して、間違った方には行かせませんから」
それだけは、太鼓判を押して請け負おう。


