「まぁ良いや。はい、じゃあ流して」
自分は少しも準備を手伝わず、食べる係のピンク小人。
こいつ…。
「うん、じゃあ行くよー」
それなのに、天音は優しく付き合ってあげる。
上流から、一口分のそうめんを流す。
令月とすぐりが作った流しそうめん器を、なめらかに滑り落ちていく。
すげー上手に出来てんな。
が。
「あっ」
箸を突っ込むのが遅い。
小人はそうめんを取り逃し、流れる水を掴んでいた。
「落ちてきたのもーらい」
下流に置いたたらいに、ぺちょっ、と落ちたそうめんを、すぐりが箸で拾って食べていた。
「ま、まだまだあるから。次行くね」
二投目、三投目と、続けて流す天音。
しかしこの小人、反射神経が鈍いのか、全然上手く取れない。
下手くそか。
「流しそうめん美味しいね、『八千歳』」
「うん。やっぱり労働の後の食事は、一味違うねー」
楽しんでるの、令月とすぐりだけ。
漁夫の利が上手い。
「〜っ!!流れが速いんだよ!もう少しゆっくり流して!」
自分の反射神経の鈍さを棚に上げ、天音を責める小人である。
「そ、そう言われても…。じゃあ、取ってあげようか?代わりに…」
「それじゃ意味ないじゃん!」
面倒臭。
「なら、えぇと…大きめのを流すから、少しでも取りやすいように…」
そう言って、天音は出来るだけ大きめのそうめんの塊を、そっと流した。
これなら、反射神経の鈍い小人でも取れるだろう。
と、思ったのに。
「…そこだっ!」
小人が突き入れた箸は、するん、とそうめんをスルーし。
「あ、大きいの来たよ」
「ラッキー」
下流にいる、令月とすぐりの手に渡った。
…もう流すのやめて、普通に食えよ。
自分は少しも準備を手伝わず、食べる係のピンク小人。
こいつ…。
「うん、じゃあ行くよー」
それなのに、天音は優しく付き合ってあげる。
上流から、一口分のそうめんを流す。
令月とすぐりが作った流しそうめん器を、なめらかに滑り落ちていく。
すげー上手に出来てんな。
が。
「あっ」
箸を突っ込むのが遅い。
小人はそうめんを取り逃し、流れる水を掴んでいた。
「落ちてきたのもーらい」
下流に置いたたらいに、ぺちょっ、と落ちたそうめんを、すぐりが箸で拾って食べていた。
「ま、まだまだあるから。次行くね」
二投目、三投目と、続けて流す天音。
しかしこの小人、反射神経が鈍いのか、全然上手く取れない。
下手くそか。
「流しそうめん美味しいね、『八千歳』」
「うん。やっぱり労働の後の食事は、一味違うねー」
楽しんでるの、令月とすぐりだけ。
漁夫の利が上手い。
「〜っ!!流れが速いんだよ!もう少しゆっくり流して!」
自分の反射神経の鈍さを棚に上げ、天音を責める小人である。
「そ、そう言われても…。じゃあ、取ってあげようか?代わりに…」
「それじゃ意味ないじゃん!」
面倒臭。
「なら、えぇと…大きめのを流すから、少しでも取りやすいように…」
そう言って、天音は出来るだけ大きめのそうめんの塊を、そっと流した。
これなら、反射神経の鈍い小人でも取れるだろう。
と、思ったのに。
「…そこだっ!」
小人が突き入れた箸は、するん、とそうめんをスルーし。
「あ、大きいの来たよ」
「ラッキー」
下流にいる、令月とすぐりの手に渡った。
…もう流すのやめて、普通に食えよ。


