そして、契約から三日目。
「ねぇねぇ。僕流しそうめん食べたい」
またしても。
今日はどんな我儘を言い出すのかと思ったら。
また、こんな面倒臭い注文をつけてきやがった。
「流しそうめんって…。今秋ですけど?」
呆れながら言うナジュ。
季節感全然ないよな、この小人。
そうめんするにしては、寒いぞ。
かといって、鍋をするにはまだ早い。そんな中途半端な時期である。
しかし、小人にはそんなことは関係ない。
「ねぇ〜。良いから、流しそうめん。早く早く」
我儘。
昨日と言い一昨日と言い…こいつの食に関する執着心は何なんだよ。
白雪姫の小人の癖に。
シルナでさえ、もうちょっと自制するわ。
「あっ。羽久がまた…私に失礼なことを考えてる気がする…」
「気のせいだ」
それどころじゃないんだよ、今は。
「流しそうめんか…。この季節だからなぁ、売ってるかな…?流しそうめん機…」
律儀に付き合ってあげるらしい天音が、困った顔で思案していた。
そんなの知るかボケ、うどんでも食ってろ、とばっさり切り捨てることなく、ちゃんと相手してあげるのが天音らしい。
この時点で充分優しいんだから、瓶の中身溜まれよ。
こんな無理難題に、ちゃんと付き合ってくれているというだけで、めちゃくちゃ優しいと思う。
すると。
「それなら、私持ってるよ」
シルナが、突然そう言った。
お?
「学院長先生?」
「流しそうめん機、前に買った奴があるんだ。あれ、まだ取っておいたはずだから、出すね」
へぇ。シルナが。
たまには役に立つもんだ。
ここに来て、謎の物持ちの良さを発揮する。
「なんか…羽久が私に失礼なことを考えてる気がするなー」
「それは良いとして、お前流しそうめん機なんか、持ってたんだな」
「うん、何年か前に買った」
ふーん。
「菓子にしか興味ないのかと思ってたよ」
そんなことはなかったんだな。
シルナのことだから、「生徒と一緒に流しそうめんしたい!」みたいな、安直な発想で衝動買いし、
「いや、流しそうめんならぬ、流しチョコとか出来ないかなぁと思って、買ってはみたんだけど、思ったようにチョコが循環しなかったから、やめたんだ」
俺の想像以上にアホな理由だった。
流しそうめんですらない。
小人よりはマシだと思ってたが…。シルナも相当だったよ…。
「ねぇねぇ。僕流しそうめん食べたい」
またしても。
今日はどんな我儘を言い出すのかと思ったら。
また、こんな面倒臭い注文をつけてきやがった。
「流しそうめんって…。今秋ですけど?」
呆れながら言うナジュ。
季節感全然ないよな、この小人。
そうめんするにしては、寒いぞ。
かといって、鍋をするにはまだ早い。そんな中途半端な時期である。
しかし、小人にはそんなことは関係ない。
「ねぇ〜。良いから、流しそうめん。早く早く」
我儘。
昨日と言い一昨日と言い…こいつの食に関する執着心は何なんだよ。
白雪姫の小人の癖に。
シルナでさえ、もうちょっと自制するわ。
「あっ。羽久がまた…私に失礼なことを考えてる気がする…」
「気のせいだ」
それどころじゃないんだよ、今は。
「流しそうめんか…。この季節だからなぁ、売ってるかな…?流しそうめん機…」
律儀に付き合ってあげるらしい天音が、困った顔で思案していた。
そんなの知るかボケ、うどんでも食ってろ、とばっさり切り捨てることなく、ちゃんと相手してあげるのが天音らしい。
この時点で充分優しいんだから、瓶の中身溜まれよ。
こんな無理難題に、ちゃんと付き合ってくれているというだけで、めちゃくちゃ優しいと思う。
すると。
「それなら、私持ってるよ」
シルナが、突然そう言った。
お?
「学院長先生?」
「流しそうめん機、前に買った奴があるんだ。あれ、まだ取っておいたはずだから、出すね」
へぇ。シルナが。
たまには役に立つもんだ。
ここに来て、謎の物持ちの良さを発揮する。
「なんか…羽久が私に失礼なことを考えてる気がするなー」
「それは良いとして、お前流しそうめん機なんか、持ってたんだな」
「うん、何年か前に買った」
ふーん。
「菓子にしか興味ないのかと思ってたよ」
そんなことはなかったんだな。
シルナのことだから、「生徒と一緒に流しそうめんしたい!」みたいな、安直な発想で衝動買いし、
「いや、流しそうめんならぬ、流しチョコとか出来ないかなぁと思って、買ってはみたんだけど、思ったようにチョコが循環しなかったから、やめたんだ」
俺の想像以上にアホな理由だった。
流しそうめんですらない。
小人よりはマシだと思ってたが…。シルナも相当だったよ…。


