――――――…一方、その頃。
「…どうも…」
「わっ、エリュティア君大丈夫!?」
学院長先生は僕を見るなり、ぎょっとして飛び上がった。
それもそうだと思う。
我ながら、酷い有り様だから。
「だ、大丈夫?あの…タオルどうぞ」
「…どうも…」
イーニシュフェルト魔導学院の教員、天音さんが、僕にタオルを差し出してくれた。
その気遣いが、とても有り難い。
しかし、今更僕に、タオル一枚渡したところで…。
それは、全て裏目に出る。
案の定。
「天音さん…このタオル…」
「え?…あ…!何でこんな泥まみれになってるの!?」
天音さんに、悪気がないことは重々承知しているが。
差し出されたタオルは、泥まみれで。
こんなタオルで身体を拭いても、泥を身体に塗りたくっているのと同じだ。
…切ない。
雨でびしょびしょに濡れた身体を、拭くことすら許されないなんて。
悲しいとかじゃなくて、僕はただ、ひたすらに切ないよ。
「…どうも…」
「わっ、エリュティア君大丈夫!?」
学院長先生は僕を見るなり、ぎょっとして飛び上がった。
それもそうだと思う。
我ながら、酷い有り様だから。
「だ、大丈夫?あの…タオルどうぞ」
「…どうも…」
イーニシュフェルト魔導学院の教員、天音さんが、僕にタオルを差し出してくれた。
その気遣いが、とても有り難い。
しかし、今更僕に、タオル一枚渡したところで…。
それは、全て裏目に出る。
案の定。
「天音さん…このタオル…」
「え?…あ…!何でこんな泥まみれになってるの!?」
天音さんに、悪気がないことは重々承知しているが。
差し出されたタオルは、泥まみれで。
こんなタオルで身体を拭いても、泥を身体に塗りたくっているのと同じだ。
…切ない。
雨でびしょびしょに濡れた身体を、拭くことすら許されないなんて。
悲しいとかじゃなくて、僕はただ、ひたすらに切ないよ。


