「うわー…。やば…」
これには、ナジュさんも目を白黒させ。
「…近寄らない方が良いですよ、今は」
と、危機回避を勧めるほど。
しかし今の私には、何を言われても、耳に届いていなかった。
それほど、怒って…そう。
怒り狂っていたから。
「…いい加減にしなさい、あなたは」
私は、地獄の底から声を絞り出した。
「え、あ、ちょ。あの。大丈夫、大丈夫だよ。そう…その、冗談だから」
…大丈夫?
…冗談?
…何が?
「ほら…見てよこれ。いっぱいになったよ、瓶が。充分、怒りを教えてもらったよ」
…あぁ、そうですか。
それは良かったですね。
「あ、あはは。脅しだよ、脅し。ただ脅しただけ。あとひと押しだったから、ちょっと脅してやれば、もういっぱいになると思って…それで言っただけだよ。ちょっとした軽口じゃないか〜…。あはは…」
へぇ、脅し。軽口。
それは随分…冗談がキツいですね。
私の逆鱗に触れる冗談でしたよ。
「も、もういっぱいになったから…はいっ、契約終わりっ」
小人がそう言うなり。
私の指から、茨の指輪が消えてなくなった。
けれど、私はそんなことには気づいていなかった。
どうでも良い。そんなこと。
契約がどうとか、今はどうでも良い。
それより私は。この小人が棺桶の中に消える前に。
「そ、それじゃあ、小瓶もいっぱいになったし…僕は帰っ、」
「待ちなさい」
私は、棺桶に帰ろうとする小人の襟首を、ガッチリと掴んだ。
…捕まえましたよ。
「あなたには、少々…お礼をさせてもらわないと、気が済みません」
「ひ、ひぇぇぇぇ!?」
世の中には。
冗談で済ませて良いことと、悪いことがあるのだと…教えてあげましょう。
「…アホですね、その小人…。世の中、怒らせて良い人と悪い人がいるっていうのに」
ナジュさんの呟きは、小人の悲鳴に掻き消された。
これには、ナジュさんも目を白黒させ。
「…近寄らない方が良いですよ、今は」
と、危機回避を勧めるほど。
しかし今の私には、何を言われても、耳に届いていなかった。
それほど、怒って…そう。
怒り狂っていたから。
「…いい加減にしなさい、あなたは」
私は、地獄の底から声を絞り出した。
「え、あ、ちょ。あの。大丈夫、大丈夫だよ。そう…その、冗談だから」
…大丈夫?
…冗談?
…何が?
「ほら…見てよこれ。いっぱいになったよ、瓶が。充分、怒りを教えてもらったよ」
…あぁ、そうですか。
それは良かったですね。
「あ、あはは。脅しだよ、脅し。ただ脅しただけ。あとひと押しだったから、ちょっと脅してやれば、もういっぱいになると思って…それで言っただけだよ。ちょっとした軽口じゃないか〜…。あはは…」
へぇ、脅し。軽口。
それは随分…冗談がキツいですね。
私の逆鱗に触れる冗談でしたよ。
「も、もういっぱいになったから…はいっ、契約終わりっ」
小人がそう言うなり。
私の指から、茨の指輪が消えてなくなった。
けれど、私はそんなことには気づいていなかった。
どうでも良い。そんなこと。
契約がどうとか、今はどうでも良い。
それより私は。この小人が棺桶の中に消える前に。
「そ、それじゃあ、小瓶もいっぱいになったし…僕は帰っ、」
「待ちなさい」
私は、棺桶に帰ろうとする小人の襟首を、ガッチリと掴んだ。
…捕まえましたよ。
「あなたには、少々…お礼をさせてもらわないと、気が済みません」
「ひ、ひぇぇぇぇ!?」
世の中には。
冗談で済ませて良いことと、悪いことがあるのだと…教えてあげましょう。
「…アホですね、その小人…。世の中、怒らせて良い人と悪い人がいるっていうのに」
ナジュさんの呟きは、小人の悲鳴に掻き消された。


