こんなことをしたのは、間違いなく…。
「…あなたですね?こんなことをしたのは」
私が、赤い小人を睨みつけるも。
奴は棺桶のふちに腰掛けて、鼻歌を歌っていた。
「画鋲なんて飲み込んだら、最悪死ぬかもしれないんですよ。分かってるんですか?」
死ななくても、口の中を大怪我する。
それなのに、この小人は。
「そんなの知らないよ〜。もっと怒って怒って。次は何をしようかな〜」
にやにやと、こちらを見ながら笑うだけ。
この…!
「はぁ…。駄目だ、もう…何をやっても…」
羽久さんは、溜め息をついてそう言った。
羽久さん…。
「…済みません…」
他に何を言って良いか分からず、私は羽久さんに謝罪していた。
私が謝ったからって、どうなる訳でもないけれど。
少しでも、羽久さんの心を軽くしたかった。
だって、彼がこんな目に遭っているのは、ひとえに私の…。
しかし。
「あ、いや…クュルナが悪い訳じゃないだろ。ごめん。責めるつもりはなかったんだ」
羽久さんは優しいから、そう言ってくれる。
「いえ…。私を怒らせる為に、羽久さんが酷い目に遭ってるんですから…私のせいです」
「何言ってるんだよ。悪いのは、あの性悪小人だろ?」
それは…そうですけど。
私が言いたいのは…小人のターゲットが羽久さんになってしまったのは、私が原因だから…という意味で…。
「しかし、クュルナを怒らせる為に、本人じゃない別の人間を不幸にする…か。理屈では分からなくもないが…何で俺なんだろうな?」
ぎくっ。
「同じ不幸になるなら、シルナでも、聖魔騎士団の他の仲間でも、クュルナは怒るだろ?特に…吐月とは、最近よく組むことが多いそうじゃないか」
「そ…それは、そうですが…」
「だったら、吐月を不幸にした方が、クュルナはもっと怒るんじゃないのか?…あ、いや、吐月なら不幸になっても良い、って言いたい訳じゃないけど」
「は、はい…」
それは…分かってます。
「何で俺だけなんだろうな…?」
…。
…羽久さん、それは。
あなたが不幸になることが、私にとって一番不愉快だからです。
「…あなたですね?こんなことをしたのは」
私が、赤い小人を睨みつけるも。
奴は棺桶のふちに腰掛けて、鼻歌を歌っていた。
「画鋲なんて飲み込んだら、最悪死ぬかもしれないんですよ。分かってるんですか?」
死ななくても、口の中を大怪我する。
それなのに、この小人は。
「そんなの知らないよ〜。もっと怒って怒って。次は何をしようかな〜」
にやにやと、こちらを見ながら笑うだけ。
この…!
「はぁ…。駄目だ、もう…何をやっても…」
羽久さんは、溜め息をついてそう言った。
羽久さん…。
「…済みません…」
他に何を言って良いか分からず、私は羽久さんに謝罪していた。
私が謝ったからって、どうなる訳でもないけれど。
少しでも、羽久さんの心を軽くしたかった。
だって、彼がこんな目に遭っているのは、ひとえに私の…。
しかし。
「あ、いや…クュルナが悪い訳じゃないだろ。ごめん。責めるつもりはなかったんだ」
羽久さんは優しいから、そう言ってくれる。
「いえ…。私を怒らせる為に、羽久さんが酷い目に遭ってるんですから…私のせいです」
「何言ってるんだよ。悪いのは、あの性悪小人だろ?」
それは…そうですけど。
私が言いたいのは…小人のターゲットが羽久さんになってしまったのは、私が原因だから…という意味で…。
「しかし、クュルナを怒らせる為に、本人じゃない別の人間を不幸にする…か。理屈では分からなくもないが…何で俺なんだろうな?」
ぎくっ。
「同じ不幸になるなら、シルナでも、聖魔騎士団の他の仲間でも、クュルナは怒るだろ?特に…吐月とは、最近よく組むことが多いそうじゃないか」
「そ…それは、そうですが…」
「だったら、吐月を不幸にした方が、クュルナはもっと怒るんじゃないのか?…あ、いや、吐月なら不幸になっても良い、って言いたい訳じゃないけど」
「は、はい…」
それは…分かってます。
「何で俺だけなんだろうな…?」
…。
…羽久さん、それは。
あなたが不幸になることが、私にとって一番不愉快だからです。


