「激苦チョコだったり激辛チョコだったり、昨日はチョコがカビてた」
「そ、それはそうだけど…」
「もうシルナのチョコは、フラグでしかない。遠慮しとく」
あぁ。
とうとう羽久さんが、シルナ学院長のチョコレートを拒否するまでに。
「でも、今回は大丈夫だよ羽久」
「は?」
「だってこのチョコ、私、さっき味見したから」
成程、そう来ましたか。
「ちゃんと美味しかったよ!だから安心して食べて」
「そうなのか…?苦くも辛くも、酸っぱくもないんだろうな?」
すっかり、チョコレートへの警戒心が強くなってしまっている。
「大丈夫。ちゃんと甘いよ」
「カビてないよな?」
「昨日買ってきたばかりだし、ちゃんと冷蔵庫に保管してたし」
それなら大丈夫そうだ。
更に。
「クュルナちゃんもどうぞ、はい。食べてみて」
私も味見要員として、チョコレートを差し出された。
羽久さんの為の毒味なら、喜んで。
チョコレートを一つ取って、ひょい、と口に入れる。
もぐもぐ。
…ごくん。
「はい、美味しいです」
「良かったー!だよね!大丈夫だよね!」
「はい。大丈夫だと思います」
いや、大丈夫であって欲しい。
不幸続きの羽久さんに、少しでもリラックス出来る何かを提供したい。
「じゃあ、もらうか…」
「うんうん、食べて食べて!」
「もぐ」
と、羽久さんがチョコレートを口に入れた、
その瞬間。
「ガリッ…むぐっ!?」
今、ガリッて言いませんでした?
「げほっ、げほごほっ」
盛大に噎せる羽久さん。
私は、慌てて羽久さんの背中をさすった。
まさか、そんな。このチョコレートは大丈夫なはず。
「ど、どうしたんですか?」
「…歯が…歯が欠けた…」
欠けた!?
「何だこれ…?何が入ってたんだ…?」
羽久さんが口の中に手を入れて、何かを摘み出した。
少々はしたないが、今はそれどころではない。
「…!これ、画鋲…!?」
「ひょえっ…」
これには羽久さんも学院長も、私もびっくりして、しばし呆然としてしまった。
…チョコレートの中に、画鋲が仕込まれているなんて。
悪戯にしては、殺意が高過ぎる。
「そ、それはそうだけど…」
「もうシルナのチョコは、フラグでしかない。遠慮しとく」
あぁ。
とうとう羽久さんが、シルナ学院長のチョコレートを拒否するまでに。
「でも、今回は大丈夫だよ羽久」
「は?」
「だってこのチョコ、私、さっき味見したから」
成程、そう来ましたか。
「ちゃんと美味しかったよ!だから安心して食べて」
「そうなのか…?苦くも辛くも、酸っぱくもないんだろうな?」
すっかり、チョコレートへの警戒心が強くなってしまっている。
「大丈夫。ちゃんと甘いよ」
「カビてないよな?」
「昨日買ってきたばかりだし、ちゃんと冷蔵庫に保管してたし」
それなら大丈夫そうだ。
更に。
「クュルナちゃんもどうぞ、はい。食べてみて」
私も味見要員として、チョコレートを差し出された。
羽久さんの為の毒味なら、喜んで。
チョコレートを一つ取って、ひょい、と口に入れる。
もぐもぐ。
…ごくん。
「はい、美味しいです」
「良かったー!だよね!大丈夫だよね!」
「はい。大丈夫だと思います」
いや、大丈夫であって欲しい。
不幸続きの羽久さんに、少しでもリラックス出来る何かを提供したい。
「じゃあ、もらうか…」
「うんうん、食べて食べて!」
「もぐ」
と、羽久さんがチョコレートを口に入れた、
その瞬間。
「ガリッ…むぐっ!?」
今、ガリッて言いませんでした?
「げほっ、げほごほっ」
盛大に噎せる羽久さん。
私は、慌てて羽久さんの背中をさすった。
まさか、そんな。このチョコレートは大丈夫なはず。
「ど、どうしたんですか?」
「…歯が…歯が欠けた…」
欠けた!?
「何だこれ…?何が入ってたんだ…?」
羽久さんが口の中に手を入れて、何かを摘み出した。
少々はしたないが、今はそれどころではない。
「…!これ、画鋲…!?」
「ひょえっ…」
これには羽久さんも学院長も、私もびっくりして、しばし呆然としてしまった。
…チョコレートの中に、画鋲が仕込まれているなんて。
悪戯にしては、殺意が高過ぎる。


