その小瓶は、既に満タンに近いほどに液体が満たされていた。
あと二日と半分残っているのに、である。
「こんなに優秀だとは思わなかったな〜。七日かかると思ってたのに、この調子だと今日中にでも終わりそうだね!」
「…」
私は返事をする代わりに、赤い小人を睨みつけた。
この小人だけは、どうやっても許せないし、何回引き裂いても飽き足らない。
「何々?怒ってるの〜?」
この、終始人を小馬鹿にしたような、生意気な態度と言い。
「良いことじゃないか。早く終わるんだから。何で怒ってるのかな〜」
にまにまと、思わず殴りたくなるほどのにやけ顔と言い。
「あ、それとも〜?君のご執心の彼?が不幸な目に遭うのが、そんなに気に入らないのかな〜?」
「…黙りなさい」
私は、思わずそう言い返していた。
言い返しても無駄だし、逆に挑発させる原因となるだけだと分かっていても。
言い返さずにはいられなかった。
すると、案の定。
「あ、何だ図星か〜。そうだよね〜?自分のせいで自分のお気に入りの人が傷つくなんて、そんなの黙って見てられないもんね〜。でも、君は黙って見てるしかないんだもんね〜。不甲斐ない自分が嫌になるよね〜」
「…」
そう、その通りだ。
語尾をいちいち伸ばして喋る、この独特な言い回しが、非常に癪に障るけれど。
でも、言ってることは間違ってない。むしろ大正解だ。
自分の身に何か不幸が起きるなら、それは別に構わない。
どんな目に遭っても良い。私は。
でも…だけれど…羽久さんは。
私のせいで、羽久さんの身に不幸が起きるのは…黙って見過ごすことは出来なかった。
これだけは、五日間たっても、どうしても慣れない。
慣れてたまるものか。
私の怒りゲージが、小人の予想より早く溜まっているのはそのせいだろう。
私はどうしても、私のせいで羽久さんが不幸になるのが、耐えられないのである。
あと二日と半分残っているのに、である。
「こんなに優秀だとは思わなかったな〜。七日かかると思ってたのに、この調子だと今日中にでも終わりそうだね!」
「…」
私は返事をする代わりに、赤い小人を睨みつけた。
この小人だけは、どうやっても許せないし、何回引き裂いても飽き足らない。
「何々?怒ってるの〜?」
この、終始人を小馬鹿にしたような、生意気な態度と言い。
「良いことじゃないか。早く終わるんだから。何で怒ってるのかな〜」
にまにまと、思わず殴りたくなるほどのにやけ顔と言い。
「あ、それとも〜?君のご執心の彼?が不幸な目に遭うのが、そんなに気に入らないのかな〜?」
「…黙りなさい」
私は、思わずそう言い返していた。
言い返しても無駄だし、逆に挑発させる原因となるだけだと分かっていても。
言い返さずにはいられなかった。
すると、案の定。
「あ、何だ図星か〜。そうだよね〜?自分のせいで自分のお気に入りの人が傷つくなんて、そんなの黙って見てられないもんね〜。でも、君は黙って見てるしかないんだもんね〜。不甲斐ない自分が嫌になるよね〜」
「…」
そう、その通りだ。
語尾をいちいち伸ばして喋る、この独特な言い回しが、非常に癪に障るけれど。
でも、言ってることは間違ってない。むしろ大正解だ。
自分の身に何か不幸が起きるなら、それは別に構わない。
どんな目に遭っても良い。私は。
でも…だけれど…羽久さんは。
私のせいで、羽久さんの身に不幸が起きるのは…黙って見過ごすことは出来なかった。
これだけは、五日間たっても、どうしても慣れない。
慣れてたまるものか。
私の怒りゲージが、小人の予想より早く溜まっているのはそのせいだろう。
私はどうしても、私のせいで羽久さんが不幸になるのが、耐えられないのである。


