すると、そこに。
「やっほー、来たよ〜」
間抜けな声がして、振り向くと。
イーニシュフェルト魔導学院の、シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアの二人が、控え室にやって来た。
あぁ。来たのか。
ちなみにシルナ・エインリーは、今回花嫁の父親役として、ベリクリーデと一緒にヴァージンロードを歩くことになっている。
他に適任がいなかったもんで。
「うわっ、凄いイケメンがいると思ったら…ジュリス君じゃないか」
「そりゃどーも」
シルナ・エインリーは、びっくりしたようにこちらを見た。
何だ。
「凄いね〜。本当に、童話に出てくる王子様みたい…。こんな王子様が迎えに来てくれたら、お姫様も喜ぶだろうね」
「…って、おっさんに言われても嬉しくないよなぁ」
羽久・グラスフィアが、ぼそっと呟いていた。
まぁ、悪い気はしねぇよ。
「ジュリス君の準備は完璧だね。あとはベリクリーデちゃ、」
「やっほ〜」
シルナ・エインリーが顔を向けた先には。
ウェディングドレス姿のベリクリーデが、足をぷらぷらさせながら手を振っていた。
おい。折角ドレス着てんのに、足をぶらぶらさせるんじゃない。
お姫様には程遠い、お行儀の悪さ。
が。
「…ふぉぉぉ!凄い!ベリクリーデちゃんどうしたの!?」
ベリクリーデを見て、シルナ・エインリーが覚醒した。
「何が?」
「凄い可愛いじゃないか〜!美男美女!美男美女カップルだ!凄い!シュニィちゃんのときも凄く似合ってたけど、ベリクリーデちゃんも凄く似合ってる!」
語彙が貧弱だな。
「凄い」って、何回言ってんだ。
まぁ、ベリクリーデ、本当に似合ってるからな。
そう思うのも無理はない。
「凄いね〜…!いや、本当の結婚式じゃないと分かってはいるけど、でも、でも…!…ぐすっ」
え、ちょ。
嘘だろ?
「何泣いてんだ?お前…」
羽久・グラスフィアドン引き。
「いや、だって…!何だか嬉しくて…!大きく…二人共大きくなったねぇ…!」
「…」
…親戚のおじさんかよ。
あと、ごっこ遊びだからな、これ。感動されても困るんだが?
「やっほー、来たよ〜」
間抜けな声がして、振り向くと。
イーニシュフェルト魔導学院の、シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアの二人が、控え室にやって来た。
あぁ。来たのか。
ちなみにシルナ・エインリーは、今回花嫁の父親役として、ベリクリーデと一緒にヴァージンロードを歩くことになっている。
他に適任がいなかったもんで。
「うわっ、凄いイケメンがいると思ったら…ジュリス君じゃないか」
「そりゃどーも」
シルナ・エインリーは、びっくりしたようにこちらを見た。
何だ。
「凄いね〜。本当に、童話に出てくる王子様みたい…。こんな王子様が迎えに来てくれたら、お姫様も喜ぶだろうね」
「…って、おっさんに言われても嬉しくないよなぁ」
羽久・グラスフィアが、ぼそっと呟いていた。
まぁ、悪い気はしねぇよ。
「ジュリス君の準備は完璧だね。あとはベリクリーデちゃ、」
「やっほ〜」
シルナ・エインリーが顔を向けた先には。
ウェディングドレス姿のベリクリーデが、足をぷらぷらさせながら手を振っていた。
おい。折角ドレス着てんのに、足をぶらぶらさせるんじゃない。
お姫様には程遠い、お行儀の悪さ。
が。
「…ふぉぉぉ!凄い!ベリクリーデちゃんどうしたの!?」
ベリクリーデを見て、シルナ・エインリーが覚醒した。
「何が?」
「凄い可愛いじゃないか〜!美男美女!美男美女カップルだ!凄い!シュニィちゃんのときも凄く似合ってたけど、ベリクリーデちゃんも凄く似合ってる!」
語彙が貧弱だな。
「凄い」って、何回言ってんだ。
まぁ、ベリクリーデ、本当に似合ってるからな。
そう思うのも無理はない。
「凄いね〜…!いや、本当の結婚式じゃないと分かってはいるけど、でも、でも…!…ぐすっ」
え、ちょ。
嘘だろ?
「何泣いてんだ?お前…」
羽久・グラスフィアドン引き。
「いや、だって…!何だか嬉しくて…!大きく…二人共大きくなったねぇ…!」
「…」
…親戚のおじさんかよ。
あと、ごっこ遊びだからな、これ。感動されても困るんだが?


