「男同士の結婚式じゃ駄目なんだよ。僕の理想は、それこそ王子様とのお姫様、美男美女のカップルで…」
「王子と姫が、必ずしも美男美女とは限らないでしょう。デブ王子と不細工姫の組み合わせかもしれないじゃないですか」
ナジュ…。お前、メルヘンの欠片もない…。
案の定オレンジ小人は、全然興味をそそられなかったようで。
「君達じゃあ駄目だね。別の契約者を…」
「ちょっと待ってください。天音さん女装計画が」
「勝手にそんな計画立てないで!?」
天音の、悲痛な叫び声が聞こえたかと思ったら。
オレンジ小人はそっぽを向き、そして。
俺の後ろから入ってきた、聖魔騎士団メンバーを見て。
きらん、と目を輝かせた。
「そう!君達だよ。まさに君達みたいなカップルが理想だ!」
は?
何?誰のこと?
くるりと振り向いた、そのとき。
「…は?」
「…?何これ」
呆然とするジュリスと、きょとんとするベリクリーデの指には、
あの、茨の指輪が巻き付いていた。
…。
…ま、まさか…。
「僕の契約者は、君達だ。君達のロマンチックな結婚式を僕に見せて、『喜び』の感情を教えておくれよ!」
勝手にそう言って、目を輝かせるオレンジ小人に。
「…はぁぁぁぁぁっ!?」
ジュリスは、けたたましい叫び声をあげ。
「…?よく分かんないけど、頑張るね」
ベリクリーデは、謎のやる気に満ちていた。
もう、どう慰めたら良いのか分からなかった。
「王子と姫が、必ずしも美男美女とは限らないでしょう。デブ王子と不細工姫の組み合わせかもしれないじゃないですか」
ナジュ…。お前、メルヘンの欠片もない…。
案の定オレンジ小人は、全然興味をそそられなかったようで。
「君達じゃあ駄目だね。別の契約者を…」
「ちょっと待ってください。天音さん女装計画が」
「勝手にそんな計画立てないで!?」
天音の、悲痛な叫び声が聞こえたかと思ったら。
オレンジ小人はそっぽを向き、そして。
俺の後ろから入ってきた、聖魔騎士団メンバーを見て。
きらん、と目を輝かせた。
「そう!君達だよ。まさに君達みたいなカップルが理想だ!」
は?
何?誰のこと?
くるりと振り向いた、そのとき。
「…は?」
「…?何これ」
呆然とするジュリスと、きょとんとするベリクリーデの指には、
あの、茨の指輪が巻き付いていた。
…。
…ま、まさか…。
「僕の契約者は、君達だ。君達のロマンチックな結婚式を僕に見せて、『喜び』の感情を教えておくれよ!」
勝手にそう言って、目を輝かせるオレンジ小人に。
「…はぁぁぁぁぁっ!?」
ジュリスは、けたたましい叫び声をあげ。
「…?よく分かんないけど、頑張るね」
ベリクリーデは、謎のやる気に満ちていた。
もう、どう慰めたら良いのか分からなかった。


