これは、一体何事だ。
…とりあえず。
「…おいナジュ!天音をいじめんな!」
半泣きになってるだろうが。天音が。
「ちょ、言いがかりはよしてくださいよ。僕は天音さんをいじめてなんかいません」
めちゃくちゃいじめてたじゃないか。さっき。
「違いますよ。これには深い事情が…」
「何だよ深い事情って。天音をいじめるのに、何の事情が…」
…と、思ってナジュの方をよく見ると。
とんでもないものが、そこにいた。
…小人だ。
オレンジ色の服を着た、新しい小人が出てきている。
い、いつの間に…!
「つい30分ほど前に、棺桶から出てきたんです。僕と天音さんで、その相手をしてたんですよ」
そ、そういうことだったのか。
「契約は!?もうしたのか?」
「まだです。何とか引き伸ばしてるところです」
それは良かった。
危ないところだった…。
と、思ったが。
「…なんか、違うんだよなぁ…」
オレンジ小人は、何故か白けた顔で、ナジュと天音をしれーっと眺めていた。
な、何だよこの小人。
黒と黄色は、嬉々として契約を申し出ていたのに。
このオレンジ小人は、白けた様子。
何て言うか…。あまり、乗り気じゃない…?
「違いませんよ。行けますって、大丈夫ですよ。天音さんがバッチリ女装してみせますから」
!?
い、今…何て?
「無理無理!無理だって女装なんて!そんなの無理っ!」
天音が、半泣きで全力拒否。
何が無理なんだと思っていたが…まさか…。
…女装のこと…?
「…そりゃ無理だろ!俺だって嫌だわ!」
ナジュの奴、やっぱり天音をいじめてたんじゃないか。
まさか、あろうことか天音に女装を迫っていたとは。
パワハラに値する。
「だ、だよね。だよね!?無理だよね!?」
「あぁ、無理だ」
地獄に仏みたいな顔で、天音は俺を見ていた。
しかし、ナジュは。
「そんなこと言っても、他に選択肢がないんだから、しょうがないじゃないですか」
何が?
「天音さんが女装して新婦の役を、僕が新郎役をして、結婚式を行う。生徒を巻き込まない為には、これしかないんですよ!」
「う、うぅ。だけど、それは分かってるけど、でもやっぱり無理だよ僕には!」
…えぇっと。
…これ、一体何の話?
…とりあえず。
「…おいナジュ!天音をいじめんな!」
半泣きになってるだろうが。天音が。
「ちょ、言いがかりはよしてくださいよ。僕は天音さんをいじめてなんかいません」
めちゃくちゃいじめてたじゃないか。さっき。
「違いますよ。これには深い事情が…」
「何だよ深い事情って。天音をいじめるのに、何の事情が…」
…と、思ってナジュの方をよく見ると。
とんでもないものが、そこにいた。
…小人だ。
オレンジ色の服を着た、新しい小人が出てきている。
い、いつの間に…!
「つい30分ほど前に、棺桶から出てきたんです。僕と天音さんで、その相手をしてたんですよ」
そ、そういうことだったのか。
「契約は!?もうしたのか?」
「まだです。何とか引き伸ばしてるところです」
それは良かった。
危ないところだった…。
と、思ったが。
「…なんか、違うんだよなぁ…」
オレンジ小人は、何故か白けた顔で、ナジュと天音をしれーっと眺めていた。
な、何だよこの小人。
黒と黄色は、嬉々として契約を申し出ていたのに。
このオレンジ小人は、白けた様子。
何て言うか…。あまり、乗り気じゃない…?
「違いませんよ。行けますって、大丈夫ですよ。天音さんがバッチリ女装してみせますから」
!?
い、今…何て?
「無理無理!無理だって女装なんて!そんなの無理っ!」
天音が、半泣きで全力拒否。
何が無理なんだと思っていたが…まさか…。
…女装のこと…?
「…そりゃ無理だろ!俺だって嫌だわ!」
ナジュの奴、やっぱり天音をいじめてたんじゃないか。
まさか、あろうことか天音に女装を迫っていたとは。
パワハラに値する。
「だ、だよね。だよね!?無理だよね!?」
「あぁ、無理だ」
地獄に仏みたいな顔で、天音は俺を見ていた。
しかし、ナジュは。
「そんなこと言っても、他に選択肢がないんだから、しょうがないじゃないですか」
何が?
「天音さんが女装して新婦の役を、僕が新郎役をして、結婚式を行う。生徒を巻き込まない為には、これしかないんですよ!」
「う、うぅ。だけど、それは分かってるけど、でもやっぱり無理だよ僕には!」
…えぇっと。
…これ、一体何の話?


