――――――…と、いうことがあって。
いきなり、棺桶を担いだナジュ、令月、すぐりの三人が学院長室にやって来た。
のが、十五分ほど前のこと。
そのときシルナは、学院長室で…。
…俺に、泣きついていた。
何に泣いているのかと言うと。
「うぇぇぇぇん、羽久ぇ〜…。ヴィクトリアサンドイッチ食べたかったよ〜…。クラフティ〜…」
「…」
食べ損なった、例の『ヘンゼルとグレーテル』とかいう菓子屋の菓子である。
こいつ、まだ言ってる。
まだ言ってるよ。
余程やりたかったんだな、ハロウィンパーティ。
でも無理なんだよ。諦めろ。
「どっちか一個なら!一種類なら!セーフだと思わない!?」
「いや、アウトだろ…」
お前、今までその『ヘンゼルとグレーテル』で頼んだ菓子のせいで、二度もイレースに雷落とされたの覚えてないのか?
一種類でも駄目だよ。
「でも食べたかったのに〜…」
「はいはい…」
何で、俺がお菓子食べたい駄々っ子の相手をしなきゃならないんだよ。
あー面倒臭い…と、思っていたときに。
「お邪魔しまーす」
前述の三人が、白い棺を担いで学院長室にやって来た。
いきなり、棺桶を担いだナジュ、令月、すぐりの三人が学院長室にやって来た。
のが、十五分ほど前のこと。
そのときシルナは、学院長室で…。
…俺に、泣きついていた。
何に泣いているのかと言うと。
「うぇぇぇぇん、羽久ぇ〜…。ヴィクトリアサンドイッチ食べたかったよ〜…。クラフティ〜…」
「…」
食べ損なった、例の『ヘンゼルとグレーテル』とかいう菓子屋の菓子である。
こいつ、まだ言ってる。
まだ言ってるよ。
余程やりたかったんだな、ハロウィンパーティ。
でも無理なんだよ。諦めろ。
「どっちか一個なら!一種類なら!セーフだと思わない!?」
「いや、アウトだろ…」
お前、今までその『ヘンゼルとグレーテル』で頼んだ菓子のせいで、二度もイレースに雷落とされたの覚えてないのか?
一種類でも駄目だよ。
「でも食べたかったのに〜…」
「はいはい…」
何で、俺がお菓子食べたい駄々っ子の相手をしなきゃならないんだよ。
あー面倒臭い…と、思っていたときに。
「お邪魔しまーす」
前述の三人が、白い棺を担いで学院長室にやって来た。


