結局、さっきの男は何者だったんだ。
しかも、折角異次元世界から出られたのに、肝心の賢者の石を奪われてしまった。
元々この会議室にあったものと合わせて、二つも。
あれをどうやって取り戻せば良いのか。
そもそもあの男は、何で賢者の石を集めていたのか。
あと、賢者の石から放たれた、あのレーザービームみたいなのは何だったんだ…とか。
色々と、聞きたいことは山積みだったのだが。
それはともかくとして。
「…はぁ…」
「羽久…!」
俺は、脱力して床に座り込んだ。
駄目だ。疲れ過ぎて思考がまとまらない。
魔力がすっからかんだ。
「羽久…」
「大丈夫ですか?羽久さん…」
シルナとクュルナが、俺の傍に駆け寄ってきたが。
言葉を返す気力も危うい。
とりあえず。
「シルナも休んでろよ…。お前も魔力、相当使ってるだろ…」
それだけは言っておいた。
いくら魔力お化けのシルナとはいえ、異次元世界を突破し、その直後に戦闘までしたんじゃ。
俺を気遣ってる余裕なんかないくらいに、疲弊しているはず…。
「え?あぁ…でも私は大丈夫だよ」
何が大丈夫なんだよ…。
駄目だ。疲れて言い返す気力がない。
「ちょっと待って下さい。今、魔力を譲渡しますから…」
クュルナが、俺に杖を向けた。
魔法による、魔力の譲渡だ。
要するにクュルナが、自分の魔力を俺に分けてくれているのだ。
輸血みたいなものだな。
完全回復とは行かないが、少し楽になった。
「ありがとう、もう良いよ」
「いえ、でも…もう少し」
「大丈夫だ。これ以上俺に魔力を渡したら、今度はクュルナが疲れるぞ」
回復したのは、一割ちょっとくらい。
まだまだ疲労は取れないが、それでもさっきよりかは幾分かマシになった。
マジで、クュルナ達が来てくれて助かった。
「学院長先生も…。私が魔力を譲渡しますから」
シュニィが、シルナを気遣ってそう申し出た。
シルナだって、かなりの魔力を使っているのは明らかだから。
しかし。
「いや、私は大丈夫だよ」
「ですが…学院長先生もお疲れでしょう?」
そうだ。老体に鞭を打つのも、程々にした方が良い。
「羽久が私に失礼なことを考えてる気がするけど…。でも大丈夫。平気だから」
「…」
「君達が本物でいてくれるってだけで、私は充分だよ」
…本物?
って何なんだよ…。お前、異次元世界で何を見たんだ?
俺も大概、ろくでもないものを見せられたが…シルナも相当だったようだな。
しかも、折角異次元世界から出られたのに、肝心の賢者の石を奪われてしまった。
元々この会議室にあったものと合わせて、二つも。
あれをどうやって取り戻せば良いのか。
そもそもあの男は、何で賢者の石を集めていたのか。
あと、賢者の石から放たれた、あのレーザービームみたいなのは何だったんだ…とか。
色々と、聞きたいことは山積みだったのだが。
それはともかくとして。
「…はぁ…」
「羽久…!」
俺は、脱力して床に座り込んだ。
駄目だ。疲れ過ぎて思考がまとまらない。
魔力がすっからかんだ。
「羽久…」
「大丈夫ですか?羽久さん…」
シルナとクュルナが、俺の傍に駆け寄ってきたが。
言葉を返す気力も危うい。
とりあえず。
「シルナも休んでろよ…。お前も魔力、相当使ってるだろ…」
それだけは言っておいた。
いくら魔力お化けのシルナとはいえ、異次元世界を突破し、その直後に戦闘までしたんじゃ。
俺を気遣ってる余裕なんかないくらいに、疲弊しているはず…。
「え?あぁ…でも私は大丈夫だよ」
何が大丈夫なんだよ…。
駄目だ。疲れて言い返す気力がない。
「ちょっと待って下さい。今、魔力を譲渡しますから…」
クュルナが、俺に杖を向けた。
魔法による、魔力の譲渡だ。
要するにクュルナが、自分の魔力を俺に分けてくれているのだ。
輸血みたいなものだな。
完全回復とは行かないが、少し楽になった。
「ありがとう、もう良いよ」
「いえ、でも…もう少し」
「大丈夫だ。これ以上俺に魔力を渡したら、今度はクュルナが疲れるぞ」
回復したのは、一割ちょっとくらい。
まだまだ疲労は取れないが、それでもさっきよりかは幾分かマシになった。
マジで、クュルナ達が来てくれて助かった。
「学院長先生も…。私が魔力を譲渡しますから」
シュニィが、シルナを気遣ってそう申し出た。
シルナだって、かなりの魔力を使っているのは明らかだから。
しかし。
「いや、私は大丈夫だよ」
「ですが…学院長先生もお疲れでしょう?」
そうだ。老体に鞭を打つのも、程々にした方が良い。
「羽久が私に失礼なことを考えてる気がするけど…。でも大丈夫。平気だから」
「…」
「君達が本物でいてくれるってだけで、私は充分だよ」
…本物?
って何なんだよ…。お前、異次元世界で何を見たんだ?
俺も大概、ろくでもないものを見せられたが…シルナも相当だったようだな。

