で、結局、しばらく数学の問題と格闘して。
こちらも嫌になったのか、テキストを床に放り投げ。
本日の勉強、おしまい。
君みたいな人は、無駄な抵抗はせず、さっさと寝る方が余程有益な時間の使い方だと思う。
それなのに。
彼は勉強の代わりに、机の引き出しを開けた。
そしてその中から、ノートを一冊取り出した。
学校のノートではない。
お?ポエム帳か?
開いてみると、それは日記帳のようなものだった。
ポエム帳…。あながち間違ってませんね。
しかし。
それ以上に驚いたのは、そこに書かれている言葉の数々だった。
『辛い。』
『何で俺ばっかり?』
『これ以上頑張れない。』
『もう限界だ。』
『精一杯やってるのに、何で。』
…云々。
…え、重っ。
重過ぎて反応に困るんですけど。どうしてくれるんですか、この空気。
案の定、崩壊寸前でいらっしゃる。
ポエム帳の方がまだマシだった説。
これはこれで黒歴史だよな…。こんなこと書くまで追い詰められてるとは。
そしてこの日も彼は、黒歴史日記に、やけっぱちのように殴り書きした。
『どうせ俺は、何をやってもダメだよ。』
以上。
確かにそうなのかもしれないが、それを文章に残そうという心理が、かなり危うくて怖い。
これは重いですよ。
どう反応したら良いのか分からなくなるから、こういうのはご遠慮したいですね、俺は。
こちらも嫌になったのか、テキストを床に放り投げ。
本日の勉強、おしまい。
君みたいな人は、無駄な抵抗はせず、さっさと寝る方が余程有益な時間の使い方だと思う。
それなのに。
彼は勉強の代わりに、机の引き出しを開けた。
そしてその中から、ノートを一冊取り出した。
学校のノートではない。
お?ポエム帳か?
開いてみると、それは日記帳のようなものだった。
ポエム帳…。あながち間違ってませんね。
しかし。
それ以上に驚いたのは、そこに書かれている言葉の数々だった。
『辛い。』
『何で俺ばっかり?』
『これ以上頑張れない。』
『もう限界だ。』
『精一杯やってるのに、何で。』
…云々。
…え、重っ。
重過ぎて反応に困るんですけど。どうしてくれるんですか、この空気。
案の定、崩壊寸前でいらっしゃる。
ポエム帳の方がまだマシだった説。
これはこれで黒歴史だよな…。こんなこと書くまで追い詰められてるとは。
そしてこの日も彼は、黒歴史日記に、やけっぱちのように殴り書きした。
『どうせ俺は、何をやってもダメだよ。』
以上。
確かにそうなのかもしれないが、それを文章に残そうという心理が、かなり危うくて怖い。
これは重いですよ。
どう反応したら良いのか分からなくなるから、こういうのはご遠慮したいですね、俺は。


