『八千代』の指差す先には。
「あっ、ナジュ先生だぁ!ナジュ先生〜っ!」
ツキナが、ぶんぶんを手を振った。
ナジュせんせーは、以前の縁もあり、何かと言えば、この園芸部を訪ねてきてくれている。
から、ナジュせんせーが訪ねてきても、何ら不思議はない…けれど。
俺は一目見て、すぐに分かった。
そして、俺が分かることを、『八千代』が分からないはずもなく。
「え?あれ、分身…」
と、案の定『八千代』は言いかけたので。
俺は口元に人差し指を立てて、『八千代』に黙っているように指示した。
「…」
俺の意思が通じたのか、『八千代』は両手で口を押さえて黙った。
別に手ぇ使わなくても、普通に黙っててくれるだけで良いよ。
「ナジュ先生!来てくれたんですね」
はしゃぐツキナに、ナジュせんせー(仮)は、戸惑いながら、
「うん、あっ、はい。そうなんだけど…」
ちょっと。ちゃんと演技してよ、わざわざその姿で来たんなら。
「令月く、令月さんと、すぐりさんに用があって」
「ふぇ?」
「ちょっと来てもらえませんか?二人にやってもらいたいことがあって」
へぇ。
俺達に用事だって。まぁ、そんなところだろうと思ってたけど。
わざわざ、そんな姿で来るんだから。
「そっか〜。だって、『八千代』。行こっか」
「うん」
『八千代』も、何事かあったと判断したらしく。
「仕事」のときの目になっていた。
「そんな訳だから、ツキナ。俺達ナジュせんせーの用事に付き合ってくるよ」
「え〜…。すぐり君行っちゃうの?」
聞いた?今の。
録音して取っておきたいんだけど。
めちゃくちゃ後ろ髪引かれるなぁ〜…。
でも、この「ナジュせんせー」に呼ばれたからには、行かない訳にはいかないよね。
「ごめんごめん。明日もちゃんと来るから、許して」
「む〜。分かった。じゃあ明日ね!」
あーめっちゃ可愛い。
全くもう。
ツキナがこんなに可愛いのに、わざわざ俺達を呼びつけるとかさぁ。
それ相応の用事があるんだろうね?
ねぇ、シルナ学院長せんせー?
「あっ、ナジュ先生だぁ!ナジュ先生〜っ!」
ツキナが、ぶんぶんを手を振った。
ナジュせんせーは、以前の縁もあり、何かと言えば、この園芸部を訪ねてきてくれている。
から、ナジュせんせーが訪ねてきても、何ら不思議はない…けれど。
俺は一目見て、すぐに分かった。
そして、俺が分かることを、『八千代』が分からないはずもなく。
「え?あれ、分身…」
と、案の定『八千代』は言いかけたので。
俺は口元に人差し指を立てて、『八千代』に黙っているように指示した。
「…」
俺の意思が通じたのか、『八千代』は両手で口を押さえて黙った。
別に手ぇ使わなくても、普通に黙っててくれるだけで良いよ。
「ナジュ先生!来てくれたんですね」
はしゃぐツキナに、ナジュせんせー(仮)は、戸惑いながら、
「うん、あっ、はい。そうなんだけど…」
ちょっと。ちゃんと演技してよ、わざわざその姿で来たんなら。
「令月く、令月さんと、すぐりさんに用があって」
「ふぇ?」
「ちょっと来てもらえませんか?二人にやってもらいたいことがあって」
へぇ。
俺達に用事だって。まぁ、そんなところだろうと思ってたけど。
わざわざ、そんな姿で来るんだから。
「そっか〜。だって、『八千代』。行こっか」
「うん」
『八千代』も、何事かあったと判断したらしく。
「仕事」のときの目になっていた。
「そんな訳だから、ツキナ。俺達ナジュせんせーの用事に付き合ってくるよ」
「え〜…。すぐり君行っちゃうの?」
聞いた?今の。
録音して取っておきたいんだけど。
めちゃくちゃ後ろ髪引かれるなぁ〜…。
でも、この「ナジュせんせー」に呼ばれたからには、行かない訳にはいかないよね。
「ごめんごめん。明日もちゃんと来るから、許して」
「む〜。分かった。じゃあ明日ね!」
あーめっちゃ可愛い。
全くもう。
ツキナがこんなに可愛いのに、わざわざ俺達を呼びつけるとかさぁ。
それ相応の用事があるんだろうね?
ねぇ、シルナ学院長せんせー?


