空の表紙 −天上のエクレシア−



―――ガラの瞳が驚きに見開いた

そして
透明な壁越しの
フリートの手の平に
自分の手の平を重ね

こう言った


「…ファルは……馬鹿だな…

おまえが呼べば
私は…掟なんか破っても
壊れても

おまえの元に走ったのに……」









――愕然としたフリートの瞳から
紅い涙が 流れた