空の表紙 −天上のエクレシア−


――それを見てピッキーノは弾けた

「う…があああああああっ?!
何故だ?!
何故輝かしい神である私より
そんな化物を選ぶ?!

は!!
…ローブか?!
今ローブを着てないからか!!
しかし今そいつだって
着て無いじゃないか!!」

「違う!!!」

「…服とか…見た目とか…。
そっ!そりゃ確かに最初は
綺麗だなーって…
見た目だったかもしんないけど!
…でも
違うの!
うまく言えないけど違うんだよっ!!」



「よく…意味が解らないなルビナ。
しかも私の話を聞いていない」


ピッキーノの足を掴む手

前に進めず
振り向いたそこには
フリートに放置されたアクアスが
倒れていた

「…なんだ…?ああ。
貴様か。この間屋敷で見たな。
あまり覚えが無いが。」



「き…聞いてよピッ…さん…!
ルビナは貴…には
ついて行かない…て言ってるんだよ!
がは…あ…
それに貴方がやってる事おかし…
ピッキーノだったり王様だったり
怖い…よそんな…

イザベラさんだって
心配っ…して…」


「!!解ったぞ!
貴様はリザに惚れてるんだな?
…しかしなぁ…。
あいつは私に惚れているし…。」

「?!…違…うって!!
そんな事じゃ…な…」

「!!
今回のリザの邪魔も
貴様の入れ知恵だな?!

…気味が悪いな。
私は世話好きだし心も広いが…
正直怖いよ。
話はここまでにしよう。
解って貰えない様で悲しいが…。」

「?!
通…じて無いのはそっちだろ!?
あんたいつ…もそうな……の?!

それじゃ人…がついて行く訳な…」


「え?
人なら沢山いるじゃないか。ほら」


すると
―――ピッキーノの後ろから
ソロリと小さな影



「…ユピ君?!」


「…ごめんなさい…
怖くて…十戒を…
許諾してしまいました…。
そしたらここに…」

「十戒?!なにそれ!」

「…まあ
新参者を相手にしている暇は
無いからな。
ここは王宮初期メンバーで
軽くこれからの事を語り合おう
じゃあないか!」



「…行かせないよ」



パチパチと 音がする