デス・チケット

こんな状態長く続くはずがない。


じきに男たちは自由になり、私達を追いかけてくるだろう。


私は自分の視界がジワリと涙でにじむのを感じながらも、ミチオに背を向けた。


ここは行かなきゃいけない。


ミチオのためにも、私達は捕まるわけにはいかない!


「行け!」


私とタイセイが走り出すと同時に、もう1度ミチオの悲痛な叫び声が聞こえてきたのだった。