デス・チケット

「そうか。それならよかった」


カズトモは心の底からそう感じているように微笑んだ。


「ねぇ、ここにいたカマ男はどうしたの?」


「あぁ、作業服の男が連れて行ったよ」


そう言われて私とタイセイは目を見交わせた。


魂たちによって随分やられたと思っていたけれど、やっぱりまだ動ける状態の人が残っていたみたいだ。


出口を見つけることができても、私たちにはやっぱり時間が残されていないみたいだ。


「早くここから出よう」


カズトモを部屋の出口へと誘導する。


しかし、そこには見えない壁があるようで、カズトモが足を前に出しても通路に出ることができない。


「本当に出られないんだな」


タイセイがそれを見て愕然とした様子で呟いた。


「どうにか頑張って!」