デス・チケット

私は自分の心臓が早鐘をうち始めるのを感じていた。


こんな場所で、こんな風に聞きたくない。


そう思っても声に出すことはできなかった。


遊園地から無事に脱出することができるかどうかは、まだわからないから。


「セイラ。俺、セイラのことが好きだ」


それは今までずっと求めてきた言葉だった。


聞いた瞬間心臓が大きくはねた。


ジワリと涙で視界が滲んでいく。


私はタイセイの腕にすがりつくようにしてうつむく。


「私も……好きだよ」


声が震えた。


嬉しくて、幸せで。


どうしてもっと普通のタイミングで告白することができなかったんだろうと、後悔もした。


だけど大丈夫。


こんなに幸せな気持ちで死ぬことができるなら、もう怖くはない。