美しき微笑みのあの人に恋をした。

なんとなく自信が付いた。
感想を失敗しても、私はうまく誤魔化せそうだから。



それに、憧れのKRさんとこうしてメッセージのやり取りが出来るのが、すごく嬉しい!



(あ……!)



『今度からは、私のイメージが入らないように気を付けます。』

メッセージの返信をしてなかったことを思い出し、私は慌てて返信した。



『そんなこと、気にしなくて良いよ。
いや、むしろ、興味深いからこれからも書いて欲しい。
感想も、良い事だけじゃなく、良くないこともなんでも遠慮なく書いて欲しい。』

いやいや、さすがに良くないことは書けないよ。
嫌われたくないもんね。



『はい、わかりました。
感じたままに書かせていただきますね。』



気持ちとは裏腹に、返信にはそんな風に書いておいた。



『ありがとう。じゃあ、またよろしくね。』

あれ?もう、おしまい?
寂しいな…
でも、最初からしつこくするのもだめだよね。
名残惜しいけど…



『はい、また少しずつ感想書きますね。
おやすみなさい。』

『おやすみ。』



短いやりとりだったけど、おやすみを言い合えただけでも、なんかワクワクするよ。
私は満ち足りた気分で眠りに落ちた。