美しき微笑みのあの人に恋をした。

まぁ、最初だし、あんなもんよね。
コメントが何文字送れるのかわからないけど、あんまり長くてもなんだし。
っていうか、書くことがそんなにない。



ま、いいや。
明日から少しずつ頑張ろう。



そんなことを想い、さぁ、寝ようと思った時、スマホから小さな音がした。
なんだろう?
のぞいてみたら、例の小説サイトにメッセージが来たみたい。



(え?)



見てみると、それはKRさんからだった。



『感想ありがとう。とても意外だったよ。
僕としては、新しい生活に向かう期待や希望を書いたつもりだったんだけど。
どのあたりから、緊張感や不安を感じたのかな?』



えっ!?私、失敗した?
なんか全然的はずれなこと、書いちゃった?
うわぁ、もしかして、KRさん、怒ってるのかな?
どうしよう?
なんて返せば…
でも、悩んでる暇はない。
なんとか返さないと。



『なんか深読みしすぎたみたいです。ごめんなさい。
それと、自分のことに重ね過ぎちゃったみたいです。』

私は勢いでそう返信した。



『なるほど。そういうことか。
僕の小説から、君の記憶にイメージを飛ばしたんだね。』



あ、けっこううまく誤魔化せたかも!?
感想は下手だけど、メールは下手じゃなかったのかも。
良かった~