大分、寄り道になってしまったが、ようやく広一のいる遠見島役所に着く事ができた。
「よう、遅かったな」
広一が木材の上に座り、ひらひらと手を振っている。
「あんたが、妙な注文するからでしょうが」
「ちゃんと見つけたんだな」
怒る私の手から、広一はメモを奪い取った。
「まぁ、見つからなくても、合流してから行くつもりだっただけどな」
「なぁにぃ~!?」
さっき、携帯でメモの事を伝えなかったのは、こういう事だったのか。
頭にきたので、広一の頬をつねって、左右に引っ張ってやった。
「ひへぇひへぇ!」
痛いと言っているようだ。
「まぁ、結花が先に周ってくれたおかげで、多少時間が短縮したな」
広一は私にペットボトルのお茶を渡し、話を続けた。
「それで、違和感は感じたかよ?」
「えぇ、何かは分からないけどね」
「そっか…じゃあ、もう一度周るか?」
広一の提案に従う事も良いとは思ったが、今日は他にやりたい事がある。
そう、先程図書館で見つけた神社の件だ。
「それよりも、私、神社を発見したのよ」
「何だって!?」
広一は目を丸くして驚いた。
思いの他、びっくりした様である。
「よう、遅かったな」
広一が木材の上に座り、ひらひらと手を振っている。
「あんたが、妙な注文するからでしょうが」
「ちゃんと見つけたんだな」
怒る私の手から、広一はメモを奪い取った。
「まぁ、見つからなくても、合流してから行くつもりだっただけどな」
「なぁにぃ~!?」
さっき、携帯でメモの事を伝えなかったのは、こういう事だったのか。
頭にきたので、広一の頬をつねって、左右に引っ張ってやった。
「ひへぇひへぇ!」
痛いと言っているようだ。
「まぁ、結花が先に周ってくれたおかげで、多少時間が短縮したな」
広一は私にペットボトルのお茶を渡し、話を続けた。
「それで、違和感は感じたかよ?」
「えぇ、何かは分からないけどね」
「そっか…じゃあ、もう一度周るか?」
広一の提案に従う事も良いとは思ったが、今日は他にやりたい事がある。
そう、先程図書館で見つけた神社の件だ。
「それよりも、私、神社を発見したのよ」
「何だって!?」
広一は目を丸くして驚いた。
思いの他、びっくりした様である。
