ある土曜日の夕方だった。 私はいつものように、野球部の練習が終わり、部員たちが全員帰ったのを見計らって、私は野球部のベンチに腰掛け、絵の具を広げた。 活気に溢れてるグラウンドと誰もいない静かなグラウンドを描きたかった。 それでその中心に小峰先輩の面影だけでも描きたかった。 一応下書きだけはできてて、後は色をつけるだけ。 私は今日中に終わらそうと、手早くかつ慎重に色をつけていった。 「上手だねぇ!!」 背後から声がして、振り返ると、 「小峰先輩!!」