その瞳に囚われて




「さーて。それじゃ、お勉強会始めていきたいと思いまーす!」



ーー時は放課後。

図書館にて、勉強会をするメンバー5人が揃った。

和葉ちゃんと和葉ちゃんの彼氏、私に紫杏くん、それからーー宮西君。

謎すぎるメンツで、目を白黒させてしまう。



「今日は、スペシャルゲストで宮西に来てもらったんだ〜。これで花澄も邪魔しちゃうとか気にしなくて大丈夫だと思ったんだけど…」



ゆっくりと、紫杏くんに視線を動かした和葉ちゃん。



「これは想定外だったなぁ…」



和葉ちゃんと目があって、微笑を浮かべる紫杏くん。



「花澄ちゃんのお友達だったよね。
俺は染野紫杏っていいます。よろしくね」

「私は内川和葉(うちかわ)っていいます。末永く花澄をよろしくお願いします!」

「もちろん」




す、末永くって…。

和葉ちゃんが言ってることも、紫杏くんの返事も冗談だってわかるけど、「もちろん」なんて言われたら、少しだけ、期待しちゃうよ。