その瞳に囚われて


紫杏くんとは、パタリと連絡が途絶えたし、迎えに来てくることも無くなった。

もちろん、会うこともない。

監視と監視役、特殊な関係なのだから、いつ縁が切れてもおかしくない。


それに、紫杏くんには彼女さんがいるんだし。

仕方のないこと。


モヤっとして晴れない心、黒く渦巻く感情には蓋をする。

キリキリ痛む気持ちに気づかないふりをした。




「打ち上げって何するの?」

「あー…」

「する内容によっては、服変えなくちゃだよね?」



遊園地とか、焼肉食べに行くなら。

んー…と考えるようなポーズを取って、数秒後。



「する内容はまだ秘密!だけど、その服で支障はないよ。安心して」




秘密…ってなんだろう?

打ち上げだから、カラオケ行ったりご飯行ったり…じゃないのかな?


疑問に、期待に、胸を膨らせる。